Live At The Whisky A Go Go: The Complete Recordings / Otis Redding * 2016 Stax

Atlantic, Stax
otis live

いよいよ全貌が明らかになったオーティス・レディングの1966年ウィスキー・ア・ゴー・ゴー・ライヴ、3日間7ステージ。ムチャクチャはまった最初のLPから、“Good To Me”と題されたアナザー・ヴァージョン、そして3セット丸ごと聴けた増補版“Live On The Sunset Strip”を経て、全公演最終コンプリート版が登場です。演奏の粗さとは裏腹に臨場感では群を抜くこのライヴ。長年、このライヴを愛聴してきた私にとっては歓迎です。しかしボブ・ディランやザ・フー、オールマンズなどもそうですが、大情報時代を実感するライヴ音源の惜しみない提供。キュレーターとなるレコード会社の人が抜粋したコンパクトでハイライト厳選のライヴ盤じゃなくて、リスナーが全ての音源からチョイスしてベスト音源を探して楽しむ時代となりました。
 この3日間全7回公演、24歳のオーティス、渾身のライヴ・パフォーマンス全貌です。流してずっと聴くも良し、スロウ・オンリーで編集するも良し、各々で楽しめます。大事な場面、オープニングに拘って言うと、やはり「I Can’t Turn You Loose」でガッタ、ガッタ始まるのが最高にカッコいいです。「I'm Depending On You」(2回)、「Mr. Pitiful」、ストーンズのカヴァー「(I Can’t Get No) Satisfaction」、「Security」、「Destiny」で始めるのもあって、いずれもアップ・テンポでまず盛り上げてます。そして真骨頂は骨身に染みる珠玉のスロウ・ナンバー。コレをいろんなヴァージョンで聴けるこの幸せ。まず名曲「Pain In My Heart」。なぜか初日と2日目で1回づつしか演ってませんがテンポも若干違い両方とも熱いです。「Good To Me」は客受けも良くお気に入りだったのか5回も演奏。そして大好きな「Just One More Day」も新曲だったこともあり5回登場。白人にも人気だったという「I've Been Loving You Too Long」は3回で最終日のテイクは秀逸。原点ともいえる傑作「These Arms Of Mine」は3回登場ですが、2日目から登場の良曲「Ole Man Trouble」は2回のみ。どれで聴いてもシビれる「Chained and Bound」も2日目からで3回演奏です。また、新曲だったサム・クック調ミディアム「Any Ole Way」はどの日も合間でイイ味出してます。興味深いのがJ.B.の「Papa's Got a Brand New Bag」や、ビートルズの「A Hard Day's Night」が、スペシャル回だったと思しき最終日ラストの1回のみのパフォーマンスだったってこと。お遊びサーヴィスか、レコーディング用だったってことでしょう。
「それぞれのセットが個別楽しめる7回公演。よくぞリリースしてくれた!」

I Can't Turn You Loose


These arms of mine



テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

'Bout Love / Bill Withers * 1978 Columbia | Home | Aretha in Paris / Aretha Franklin * 1968 Atlantic

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ