2nd Time Around / The Spinners * 1970 Motown

Motown
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 フィリー・ソウルの名門グループの感が強いスピナーズも、実はデトロイト出身で60年代は地元モータウンで名を上げたグループ。大阪で時代を築いた南海ホークスが、福岡に移りダイエー・ホークスになりまた強くなった感じです。フォー・トップスなんかと違って、テンプスと同様にこのグループも時期により看板ヴォーカリストが変遷するグループ。ボビー・スミスを中心に据えながら、67年より加入したG.C.キャメロンが個性を発揮し、ヒットを放ったのがモータウン末期です。72年にはアトランティックに移りフィリップ・ウィン、ジョン・エドワーズと4番打者が変わりますが、このキャメロン期のスピナーズもなかなかの魅力。
 まず本作で最も世に知られた曲はなんといっても70年のヒット「It's A Shame」。90年代にエロR&B伝道師R.ケリーやヒップホップ・シーンでリミックス・ネタに頻繁に使われ大きな注目になり、フリー・ソウル・シーンでもテーマ曲みたいに愛され、2回に渡ってヒットしたような曲。60'sから洗練された曲で、コンポーザー、ベーシック・トラック・ミュージシャンにもスティーヴィー・ワンダーが名を連ねてます。ちょうどスティーヴィーがモータウンから自由を勝ち取った時期に、スピナーズにもグッジョブをシェアしてました。カヴァー曲の注目はStairstepsのヒットを早速に取り上げた「O-o-h Child」で、キャメロンがソウルフルに仕上げます。一方、デヴィッド・ラフィンの「I've Got to Find Myself a Brand New Baby」や「My Whole World Ended」もラフィンに負けない熱い歌。他もリズミカルなナンバー中心でデトロイト・モータウンとの相性の良さを見せつけます。コーラスが素晴らしい「(She's Gonna Love Me) At Sundown」 ではテンプスに匹敵のチームワークです。また「Together We Can Make Such Sweet Music」ではスマートな前半のボビー・スミスと後半の躍動感溢れるキャメロンの歌が上手く配置され、この時期しか味わえないナイス・リレーが味わえます。「Bad, Bad, Weather」、「Pay Them No Mind」も平坦なモータウン王道ラインを、良い意味でキャメロンがスリルを投入。ファンクっぽい要素も加わった「Souly Ghost」では、熱いシャウトも映えます。最後の、デルズをお手本としたペギー・リーのポピュラー「Can Sing A Rainbow / Love Is Blue」は上品ながらキャメロンが熱いソウルを注入です。
「大ブレイク前のデトロイト・スピナーズ。地元でもしっかり足跡残してます!」

It's A Shame


o-o-h child




テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

I Feel A Song / Gladys Knight & the Pips * 1974 Buddah | Home | Stairsteps / Stairsteps * 1970 Buddah

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