Tasty Jam / Fatback * 1981 Spring

Funk
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  思考能力も低下してくる夏の終わり、ダラ〜っと只々気持ちエエ音楽をタレ流してるのが多い今日このごろ。学生の時、出会ったファットバック・バンドはたいしてビッグネームでもないのに、結構昔から日本でフルに近い形でカタログ化されていて、当時なんか聴いてみようと思いつきで購入した1枚。結構いっぱいあった中からチョイスしたのはセクシージャケにそそられたコノ81年作。もう選び方が、おネーちゃんのいるお店の看板イメージで選ぶのと一緒。J.B.から始まって、P-Funkザップミーターズやらファンク道を突き進む頃、「よっしゃ、当り!」と狂喜した1枚でした。
 このN.Y.出身のバンド、70〜80年代に激ファンク作連発で、70年代後半からはBandを取って単に“Fatback”と名乗ってます。その頃の作品ですが、アルバム6曲のすべてがファンクという潔い構成。普通ならメランクリックなスロウだとか、スムージーなミディアムとか放り込んでくるのが定石パターンなのに、押しの一手でファンク! もう最高です。中でも星5つの超お気に入りがラストを飾る「Get Ready For the Night」。Gの単音リフから、おネーちゃんコーラス、ブリブリのフレージング・ベース、必要最低限のギア・チェンジと、どうやったら気持ちええグルーヴが体現できるかを、一発で教えてくれます。他も気持ち良さ満開で1発目の「Take It Any Way You Want It」から漆黒のグルーヴ炸裂。なんというか白人マーケットにウケようとかいう気がサラサラ無いような、ドス黒さがたまりまへん。「Wanna Dance」での蛇が這うようなグルーヴも絶品。シンセ・ベース等も一部仕様ですが、基本は人力ファンク絶滅寸前期の美味しさがたっぷり味わえます。腐りかけの肉が美味いのと一緒ですわ。(←意味不明) 続く「Keep Your Fingers Out the Jam」もベース主導のリフに、チャラチャラしたカッティングG、ポイントで鳴り響くホーンと理想のファンク像。粘着質なオッサンのVoも効果抜群です。後半も女性ヴォーカルを効果的に交えた「Kool Whip」、腰にグイグイくるベースが心地良さ抜群の「High Steppin' Lady」と捨曲はマジ無いです。どの曲も明らかに狭いマーケットを意識した、「近所の兄ちゃんにウケたらええねん」って感じが痛快で、どれもダンサブルに仕上げてるのも憎い人等です。
「な〜んも考えんで聴ける、人間の心拍に呼応する優秀ファンク。ただ素晴らしいの一語!」

Get Ready For The Night


Want to Dance


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Love Potion / New Birth * 1976 Warner Bros | Home | Down On The Street / Shakatak * 1984 Polydor

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