Between the Buttons / The Rolling Stones * 1967 Decca

Rolling Stones
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  ストーンズ・ファンにとって、消化するのに苦労したであろうアルバムが1967年の2枚。年初にコレ出して、年末にはあの仮装大賞を狙ったようなあのアルバムです。どこへ行こうとしてたのか、自分らでも模索してたんかなぁって思ったりしますが、アルバムでビートルズやらビーチ・ボーイズとかが評価を上げて、キンクスやディランが独自の世界を築きつつあった中、ちょっと焦ったか。でもこの人等が演ってると思うと愛着は沸くのです。なんでか分からんけど。この時、シングルでは“Ruby Tuesday”や“We Love You”、“Dandelion”とかで、お花畑のど真ん中。でも翌年には覚醒して“Jumpin' Jack Flash”に“Sympathy for the Devil”ですから。あかんと思ったらすぐ切り替える、この対応力の速さがストーンズの真骨頂。
 さて本作。ストーンズ史上でも黒人音楽から距離があった時期で、見方によってはジャック・ニッチェ(←フィル・スペクターのブレーン)が絡んだ洗練されたアルバム。とはいえ最大のライヴァル、ビートルズの同時期“リボルバー”とかからすればショボいです。(←スンマセン!) 古新聞と一緒で女も古いのはいらんっとかます「Yesterday's Papers」、遊びの女に出しゃばるなと言い放つ「Back Street Girl」など可愛いアレンジながら歌ってることは不遜なのがストーンズらしくて良いです。ブライアンが吹きモン演ったり、マリンバにシタールやらサイケなストーンズを彩ります。キースがソロ・ライヴで取り上げた「Connection」、もろボ・ディドリー・スタイルで「Please Go Home」、比較的シンプルなロックン・ロールなのが逆に目立つ「Miss Amanda Jones」など、今のロニー含むでメンバーで演ったらハマりそうな曲もあって、ここらは個人的聴きどころ。「Who's Been Sleeping Here?」なんかは名作“Beggars Banquet”の空気感でミックが迫ります。最後はレイ・デイヴィスの曲かと思うほどキンクスっぽい「Something Happened To Me Yesterday」でミック&キースがデュエットです。全然、ストーンズっぽくないけど、賑やかなアレンジ含めなんか楽しい曲でわりとイイです。
「サイケな時代も、似合わないスタイルで頑張ったストーンズ。長い人生、いろいろあります!」

Please Go Home


Connection



テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

West Side Soul / Magic Sam * 1967 Delmark | Home | Kinks / Kinks * 1964 Pye

コメント

こんばんは

私は、最近やたらと評価の高い“ならず者”より、何かズッコケた感じのこれが好きです。比較対象…間違ってますか?(笑)誉め方も…ちょっと変ですね…いや…このアルバムが変なんです…誉めてんだか貶してんだか…(汗)

2016/09/26 (Mon) 20:43 | KETSU oh! SUKEBEチック #- | URL | 編集
No title

★KETSU oh! SUKEBEチックさん
 う〜ん、人それぞれですね。コレやったら「ならず者」のほう
 が馴染めますわ〜

2016/09/27 (Tue) 00:11 | ezee #- | URL | 編集

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