BLUE / RCサクセション * 1981 Kitty

Man's World
blue rc

 そろそろ帰る頃やと思いつつ7年継続中の東京勤務で、ひがみ根性からかずっと拭えない関西人としてのよそ者感やアウェイな感覚。野球でも純血を重んじる巨人軍など伝統あるチームでは、トレードで来た選手等が疎外感を感じるそうですが、そういった外様選手の活躍には心打たれるものがあります。登録メンバーがいなくなった死闘延長戦でキャッチャーまでこなした元広島・木村拓也、その木村コーチが亡くなった追悼試合で逆転満塁ホームランを放ち男泣きした元オリックス谷、古巣ソフトバンク杉内があと一球で勝利投手となる場面で劇的な代打同点ホームランを放った南海最後の戦士・大道、粘りに粘って四球出塁した川相の姿に感動しスランプの中で決勝打を打った元近鉄・石井浩、鈍足ながら気迫の1塁ヘッドスライディングでスクイズを成功し王監督をも感動させた元近鉄の有田、と泣ける歴史的名場面には多くの“よそ者”の活躍がありました。
 そんなことでRCサクセションのキティ時代、お気に入りスロウだったのが名曲「よそ者」。オーティスが好きだったキヨシローの嗜好をモロに反映した大傑作バラードで、BLUEな気分になりがちな9月に合います。メロディ、アレンジ、Gソロまでなんとも言えない雰囲気で今も大好きな曲。80年代に突入しブレイクしたRCは“サマー・ツアー”でザ・ベストテンまで出ましたが、がっつり聴いたのはコノ曲が入った本作まででした。まだ不遇時代の貯金みたいに溜め込んだ名曲がまだ掃き出せた時期で、ほとんどイイ曲揃ってます。小川銀次時代から演ってたヘヴィなナンバー「ロックン・ロール・ショー」、古井戸の曲をルーツに持つ「Johnny Blue」、人気のスロウ「多摩蘭坂」、リフもカッコいい「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」と印象的な曲が並びます。後半は、友との死別を歌った「まぼろし」、ロッキンなバンドの印象を決定づけたチャボが歌う「チャンスは今夜」とやはりインパクト抜群ですが、個人的ハイライトはラスト2曲。傑作「よそ者」から「あの娘のレター」で締めるキヨシローの勇姿は惚れぼれします。両方ともソウル趣味がモロに出た傑作で、当時のバンドでこの感覚を持ち得たのはRCだけでした。
「それまでのロックからすれば、完全異質のよそ者だったRC。ガキどもをバッチリ虜に!」

よそ者


ガ・ガ・ガ・ガ・ガ


テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

勝訴ストリップ / 椎名林檎 * 2000 EMI | Home | Love Potion / New Birth * 1976 Warner Bros

コメント

No title

いつもですけど
いいレビューですねー
泣けました!
BLUE聴こっと♪

南海最後の戦士 大道…
なんか泣ける

2016/09/06 (Tue) 00:15 | 片山ニク #- | URL | 編集

懐かしいな〜。また聞いてみよ。

7年になりますか。長くなったねえ。。

2016/09/06 (Tue) 10:34 | 哀愁の春日野道 #RgqVYfvk | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 バット短く持って、ここぞっていうとき、キメてくれた代打職人 ・大道。
 引退時のキムタクに向けたスピーチも涙無しには聞けない
 感動的な言葉でした!

2016/09/07 (Wed) 01:06 | ezee #- | URL | 編集
No title

★哀愁の春日野道 さん
 もう半年でマジ帰るし。根回し準備万端!
 レスポール、火吹くように改造しといてくれ!

2016/09/07 (Wed) 01:09 | ezee #- | URL | 編集

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