'Bout Love / Bill Withers * 1978 Columbia

70's 〜 Recent Soul
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  FUJIWARA原西の遠縁にあたるBill Withers(←嘘です)。切れのいい一発ギャグも頼めばやってくれそうですが、グルーヴィーであたたかい音楽をやったら右に出るもの無しです。70年代中心に実に良質な音楽を作っていた人なんやと、加齢臭が出始めた頃にやっと気付きました。そしてこんな良いアルバムもあったんやとストリーミングで教えてもらえたのが本作。ジャケさえ見たこと無かったのでなんかの編集盤かと思ったら、純粋な78年作の売れなかったアルバム。ホームワークから逃避したいが故に、なにげに聴いてると“コレ、まじでええがな!”となったので、取り上げちゃいます。
 中身はなんてことない、いつものビル・ウィザースなのですが、70年代最後の作品ってことで、ケニー・バークなど優秀なミュージシャンと共に洗練されたアナログ・グルーヴで全編貫かれてます。ここがミソで、たいして激情型シャウト&スクリーミングもしないビルと、クールな職人ミュージシャン・グルーヴの相性が抜群で、心地良さ満開。夜に落ち着いて聴きたい時の、ベストな音選択となること間違いなしです。具体的には1発目「All Because Of You」の頭から流れるエレピの優しい音色、地味に厚みを加えるホーン・アレンジ、淡々と刻むビートに、安心感満載のビルの人肌の体温を感じるマイルドな歌声。これですわ、コレ! 派手な仕掛けは無いけど、基本サーヴィスをしっかりサーブしてくれる老舗旅館の大将みたいな人です。“なんもおまへんけど、ゆっくりしていっておくれやす”とジャケでも言ってる感じ。メロウながら力強いサビの「Dedicated To You My Love」、弾かれたベース弦を中心に最高のアンサンブルを奏でるスマッシュ・ヒット「Don't It Make It Better」、クラビネットと共にビルの静かなるファンク魂も燃える「You Got The Stuff」と、この上ないおもてなし。後半も、ストリングスと共に愛の伝道師に扮する「Look to Each Other for Love」に、メイク・ラヴに突入するスロウ・グルーヴのズバリ「Love」と優しく導きます。さらにハネるチョッパーとストリングスが最高の絡みを見せるグッド・ミディアム「Love Is」とラヴ3連発を経て、ちょっとブルージーなまったりスロウ「Memories Are That Way」で終わるとこもイイです。
「疲弊した一日の終わりに最高の癒やしをもたらす男、ビル。あんま師並みに疲れを癒やしてくれます!」

All Because Of You


Don't It Make It Better


Look To Each Other For Love


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Beat / King Crimson * 1982 E.G. | Home | Live At The Whisky A Go Go: The Complete Recordings / Otis Redding * 2016 Stax

コメント

No title

ezeeさん、毎度ですー。
原西、、、似てる(笑)。

2017/02/01 (Wed) 20:51 | goldenblue #oT5kauL. | URL | 編集
No title

★goldenblue さん
 似てまっしゃろ〜 
 寡作ながら、ええのんばっかですわ。

2017/02/02 (Thu) 00:09 | ezee #- | URL | 編集

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