Above the Rim / Various Artists * 1994 Death Row

West Side
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 あ〜懐かしや。G-ファンクと呼ばれた、西海岸発信のヒップ・ホップ。そもそもG-ファンクってジョージ・クリントン系のパーラメントなんかのP-ファンクって呼ばれてた音をDr.Dreなんかがフレーズ流用して再演奏したりループしたりしたもんでしたが、さらにWarren Gあたりは洗練させレイドバックしたような感じで、一大潮流となってました。イースト・コースト発信がバリバリのハーコーだったのに対し、L.A.発らしくカラッとしたR&Bテイストでやたら音もクリア。ポップ&メロウなのも多くて、女性にはコッチの方が断然聴きやすかった感じ。20代の時、イチビって車でしょっちゅう聴いてたこの有名なサントラはG-ファンク(=デス・ロウ)代表作で、番長Dr. Dreの監修。歌モンとラップも違和感なく同居する美味しいアルバムです。
 まず登場のSWV「Anything」1stに入ってた時からガラリと変わったフリーダム使いのダンサブルなRemix。欲張って追い出すとワケ分からんRemixの世界でしたが、こういう別曲みたいな優秀Remixは見逃せません。大注目は、もう落ち目だったAl B. Sure! がアル・グリーンの大傑作「I'm Still In Love With You」をカヴァーしてるトコ。オリジナルに忠実でナイス・カヴァーです。当時、躍進のJODECI勢もバックアップで、90年代指折りのディープ・シンガーDino擁するH-Townの「Part Time Lover」、B-Rezell「Blowed Away」、秘蔵のままだったデス・ロウのレディ・ソウルJewellの「It's Not Deep Enough」としっかり制作で絡んでます。そのJewellガイAaron Hallを迎えた熱いスロウ「Gonna Give It to Ya」も演ってます。ベテランD.J. Rogersの復活作「Doggie Style」もあり、盛り沢山。歌モンは西も東もヘチマもなく、入ってます。そしてラップ・トラックは圧巻のデス・ロウ・ショウケースで、象徴的ユニットTha Dogg Pound 「Big Pimpin'」Snoop Doggy Doggや、フックを歌うNate Dogg等も参戦。ドレ−制作のThe Lady of Rage 「Afro Puffs」でもSnoopは登場です。映画にも出た2Pac & Thug Lifeは「Pour Out A Little Liquor」でレイド・バックしたトラックで心地良し。しかしながら最大の衝撃だったのはWarren G & Nate Doggでの「Regulate」。もうAORって言っていいほどのメロウなHip Hopで、バックトラック使用のマイケル・マクドナルド"I Keep Forgettin'" の格まで上がった感じ。他も大ネタでは、Commonが使用したEddie Kendricksネタを更にR&Bに再構築したSweet Sable「Old Time's Sake」Paradiseなる女性の「Hoochies Need Love Too」でのアイズレーズ"Groove With You"など新鮮なソウル再訪が連発でした。Rhythm & Knowledgeって人等の「U Bring da Dog Out」もトムトム・クラブ使用でメチャメチャ気持ち良し。さらにDJ Quik関連のウェッサイなO.F.T.B.「Crack 'Em」2nd II None「Didn't Mean to Turn You On」とファンク魂を感じる好トラックも収録です。
「数あるサントラ系でも、1、2を争うハイレベルな優秀オムニバス。さすがドレ−です!」

Warren G - Regulate ft. Nate Dogg


Al B Sure! - I'm Still In Love With You


Rhythm & Knowledge - U Bring Da Dog Out




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

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