Hot Pants / James Brown * 1971 Polydor

James Brown
hot pants



  昨年に続いて、映画“Mr. Dynamite”が公開された天空のJames Brown大先生。“Get On Up”との違いは、今回は実際の映像や関係者の証言をふんだんに使ったドキュメンタリーで、伝説のTAMI Showで格上なのにトリじゃなく怒りまくって“目に物、見せたる”と最高のライブをやった場面、キング牧師暗殺後のボストンの奇跡、ニクソンなど政治家との関わり、メイシオ&メルヴィン兄弟やブーツィ、フレッドなど歴代メンバーの生々しいコメントなど、ファン必見の内容! 劇場公開時に間に合って良かった〜ってことで全盛時のJ.B.のアルバムです。全盛期のJ.B.はシングル曲&ライヴ命でアルバムは重複曲お構いなしの乱発状態ですが、デビュー時から籍を置き続けたKINGを離れたポリドール移籍の本作からは幾分、アルバムも丁寧なつくりに。後年に発売された優秀な編集アルバムが、実は入門編として最適だったりしますが、スタジオ・アルバムとして超のつく重要な作品がこの71年作。入魂のソリッドな新録音5曲に絞った潔い構成で、いつものようにスタンダードとかで茶を濁さない真剣ファンク一本勝負。そしてどれもが重要曲という珍しいアルバムです。
 まずシビれるのが冒頭を飾る「Blues & Pants」。The J.B'sの番頭格のトロンボーン奏者、フレッド・ウェズレー作のミッド・ファンク作品で、バンドJ.B'sとの絡みも絶妙。いきなり10分近くの尺でかましてきますが、長さを一切感じさせないタイト極まりないグルーヴ感は見事というしかない名演です。色気あるコード・チェンジも無く、男気溢れるワン・コード・ファンクを延々続ける様は絶品。もちろん盟友ボビー・バードの声も聞こえてきます。次に登場なのが67年ヒット・シングル“I Can't Stand Myself”の再演「I Can't Stand It」。同じ曲を繰り返し別メンバーで録音し、結局質も落とすことがよくあるJ.B.ですが、ここでは結構なクオリティでの再演。味わいこそ違えど、上質ファンクに仕上げてます。そしてハイライトともいえるのが「Escape-ism」。LPではPart1、2に分かれて2曲で収録でしたが、現行はボートラで19分のコンプリート版まで収録。ヒップ・ホップの原型ともいえる、ラップっぽいトーキングも大いに絡めストリート感溢れるワン・グルーヴで押し通します。フレッドやセント・クレアーのヒップなホーン陣のソロもガッツリ聴けます。最後を飾ったのが、これまたグレイトすぎる特大ホームラン級ファンクのタイトル・ナンバー「Hot Pants」。こちらはシングルの1,2カウントではなく、,御大の“Ah〜〜”から始まるアルバム再録テイク。殆ど演ってることは同じながら感触は違うので前ヴァージョンを楽しむならコチラです。
「ともかく緊張感が途切れない優秀ファンク・アルバム。素晴らしすぎます!」

Blues and Pants


Hot Pants


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Dictionary / 石田長生 * 1996 meldac | Home | The Clash / The Clash * 1977 CBS

コメント

ご無沙汰しております

ネーム微妙に変えました(笑)

何から何までPants攻めな本作は、マイルスの“オン・ザ・コーナー”と並び、私の“反復”愛聴盤でございます!

2016/07/08 (Fri) 17:00 | Booty☆KETSU oh! ハレンチ #- | URL | 編集

こちらでは来週の土曜から映画公開です
ソワソワしてきました^ ^

2016/07/08 (Fri) 23:41 | 片山ニク #- | URL | 編集
No title

★Booty☆KETSU oh! ハレンチさん
 マイルスのOn The Cornerですか。
 確かに同じくらいのファンキーな攻めアルバムですね!

2016/07/09 (Sat) 00:21 | ezee #- | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 おっと関西はこれからなのですね。ソワソワ、ゾクゾクで
 お待ち下さいませ。 信者必見です!

2016/07/09 (Sat) 00:23 | ezee #- | URL | 編集

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