Bridges to Babylon / The Rolling Stones * 1997 Virgin

Rolling Stones
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 怒涛のせめぎ合いの交渉事に明け暮れる毎日。ここはいっちょストーンズで箸休めです。90年代のストーンズっていうとコレの前の“Voodoo Lounge”以来、少し疎遠だったりしたのですが、コレはまだ馴染めたアルバム。というのも、カラフルな感覚が少し戻ったポップな要素も多かったから。多分ミックの意向と思しきダスト・ブラザーズはじめ、色んなプロデューサーと組んだのでトレンド感が出たのは吉でした。オッサンだけに支持されるバンドには、なって欲しくなかったので、このゴチャまぜ感は心地良し。最近のアルバムと思ってたけど、もう20年近く前。光陰矢の如しです。
  まずココが大事、1発目掴みの「Flip the Switch」が、勢い溢れるストーンズらしいパワー・ロックでこれはガッツ・ポーズでした。地味だった“Love Is Strong”の掴みに比べ大歓迎です。ワディ・ワクテルも参加のシングル・ヒットも「Anybody Seen My Baby?」もキャッチーなメロディで何回もリピートした曲。ここでは何とビズ・マーキーの声もサンプリング。シングル曲はどれも印象的で、テンプスの“Papa Was a Rollin' Stone”にインスパイアされたという劇的な「Out of Control」、チャーリーのドラムをサンプリングしてビートを構築した上にビリー・プレストンのオルガンも乗っかった「Saint of Me」と、キャッチーな仕上りに嬉しくなります。ミックの好奇心溢れる冒険に、“しょ〜がね〜な〜”とつき合うキースやチャーリーの構図がたまりません。もちろん地に足はついていて、“Emotional Rescue”の頃のようなタイトなR&Rグルーヴを聴かす「Too Tight」なんかは必聴です。他もソコソコながら、王道ストーンズ印満開の「Low Down」や、“刺青の男”B面っぽいメロウさを出す「Always Suffering」も聴きどころ。一方、我が道をいくとばかりにレゲエ趣味をモロ出しした「You Don't Have to Mean It」に、オールド・スタイルで貫く「Thief in the Night」のキースの歌う曲も良きアクセントに。最後もキースの「How Can I Stop」で“とっ散らかした分、俺が締める”と、なぜかウェイン・ショーターまで呼んできたスロウで締めくくります。
「50代に突入した頃のストーンズの記録。ペースは落ちても、創作意欲に満ち溢れてます!」

Flip The Switch


Out of Control


Too Tight


テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

Miss Thang / Monica * 1995 Rowdy | Home | Forgive This Foolish Man / Various Artists * 2003 Hi

コメント

キースの歌うhow I can stop
すごい名曲だと思います^ ^

2016/06/07 (Tue) 21:10 | 片山ニク #- | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 キースが3曲も歌うのは珍しいすな。ソロ活動が認められたのか? 年取るほどに歌もうまくなる感じっすね!

2016/06/08 (Wed) 22:00 | ezee #- | URL | 編集

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