Purple Rain / Prince And The Revolution ‎* 1984 Warner Bros

Black Contemporaries (80's)
purple rain



 あっけない幕切れ。プリンスが逝っちゃいました。(そして子供のとき、唯一年賀状をもらった野球選手、山本功児さんも・・) 寂しい〜。還暦にも到達していない、現役アーティストだけに結構な衝撃です。最初の出会いはTVで見た“1999”で、正直ゲテモンやと感じた人です。“なんで黒人やのに、ロックに媚売ったような音楽をするんだろう?”と思ったのですが、それはミネアポリスという極端に白人率が高い環境で育った中での自然な現象だったということ。でもその独自性の高い黒くもポップな音は、頭に残りまたリピートしたくなるという中毒性がありました。ディアンジェロ岡村靖幸もプリンスがいなければ、出てこなかった人です。とにかく、才能の塊みたいな、突出した創造性を持った天才の夭逝。近年の好調な多作ぶりの中、まだまだ影響ある現役感ある大物だっただけに大きな喪失です。
 なんといっても本作のハイライトは「When Doves Cry」。一番最初に殿下で好きになった曲です。厳かで哲学的ながら、ベースレスのサウンドが逆に緊張感を生んでいて、最も独創的なファンクを感じます。あと大好きなのが「Take Me With U」みたいな、ちょっと毒気のあるポップ・サウンドで、これは今に至るまで最大の個性に。またこれまでのファルセット中心の密室性の高いファンクから、開放的でロック感覚の地声炸裂バンド・サウンドが特徴的で、発売当時ここで一気に大ブレイクしてました。象徴的なのが冒頭の「Let's Go Crazy」や「Computer Blue」。シンセやドラム・マシンも多用して、従来ソウルには無かったファスト・テンポで勢い良く聴かせます。とはいえファルセットが光る退廃的で美しいスロウ「The Beautiful Ones」は聴きモノ。このタイトルで自伝も近々に出す予定だったみたいです。エロさ漂う「Darling Nikki」も一種のスウィート・ソウルで、伝統的なソウルのマナーにも敬意を払っているのがカッコいいです。ヒットした「I Would Die 4 U」や「Baby I'm A Star」では大衆に歩み寄ったようなポップでロックな分かりやすさ。そして非常に美しい曲ながらゴスペルまで感じさせるのがラスト大曲「Purple Rain」。アルバムをアートとして取り組んでいた殿下の崇高な美曲で終演です。
「J.B.、マイケル、プリンスと巨星が去ったこの10年。穴は大きすぎます。R.I.P.」

When Doves Cry


Take Me With U


Purple Rain


テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

We Are The World: U.S.A For Africa / Various Artists * 1985 Columbia | Home | Newport 1958 / Mahalia Jackson * 1958 Columbia

コメント

No title

御無沙汰しております。
が、ブログはいつも拝見させて頂いております!
こちらでもきっと、Prince記事が書かれているかなと思いました。
本当にPrinceの逝去、悲し過ぎます。
彼を失ったことは、本当に痛手ですね。
ロックという印象の強い本作、いま聴き返しても素晴らしいです。
これを機に、また新たな増強企画盤が出そうな予感。

2016/04/24 (Sun) 23:20 | Queen #- | URL | 編集
No title

★Queenさん
 亡くなる少し前の日までパワー全開のライヴをしてたようですね。人の倍はエネルギー消耗してたような人でしたから、健康管理も大変だったかもしれませんが。。。
これだけ影響力を持った人が、早々にオサラバとは、無念です。

2016/04/25 (Mon) 21:37 | ezee #- | URL | 編集

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