Dictionary / 石田長生 * 1996 meldac

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 時にギターを抱えて歌いたくなるのが、名曲「Brothers And Sisters」。関西が生んだ不世出のギタリスト&シンガー石田長生の、なんとも素晴らしい作品です。今を刹那的に生きてる私でも、時にふと、昔の友達はどうしてんにゃろ、ちゃんと毎日、笑とるかなとか、苦しんでないかな、とか。会社の仲間なんかがちょっと元気無かったりしたら、笑うまでしょーもないこと言い続けたり。みんなくだらんことでニヤけて健康に帰って屁こいて寝てて欲しいのです。人間平等じゃないけど、しんどい状況の人もなんかしら希望を持って生きてて欲しいもんです。そんなことで、この名曲を作った石やんは死んでもうたけど、この曲の中に生き続けてます。
 この歌い継がれるべき日本の名曲「Brothers And Sisters」が燦然と輝く、石やんのベスト盤。たまに聴くと、泣けます。“Brothers & Sisters ちっぽけな世界 愛し合ったり傷つけあったり、今 How You Doin'?  地球はまた廻る 罪深い俺達を乗せて”という2番の歌詞は芸術の粋です。テクニカルなギターも凄いけど、詩人としても素晴らしすぎ。ギターと同じくらい、人間好きだったことがよく分かります。ライヴを何回か見た人なら知ってると思いますが、キー坊も、有山も、憂歌団といった関西人ミュージシャン、皆どっか喋りで笑かしてくれます。そして曲ではしっかり魅せ、泣かせます。なんともカッコいい人等です。あと聴きモノはザ・バンドの「The Weight」。三宅伸治、甲本ヒロト、藤井裕と歌った素晴らしき日本語カヴァー。正直、歌はそんなに上手くないけど、ムチャクチャ染みます。さすがソウルに心酔してメンフィスのハイ・スタジオまで行った男です。他でも、「Boat Club Road」では、天上人どおし忌野清志郎と楽しくデュエット。ルーファスのファンクみたいにスタイリッシュに決める「Tonight Tonight」。BAHOで一緒やったChar的なバンド・グルーヴで聴かせてくれるのが、石やんの渋いトコ。器用でグルーヴィーなプレイを聴かせるインスト「Telecaster Star」なんかは真骨頂です。ジミヘンへのオマージュともいえる「空からきたLADY」、メンフィス・ソウルへの愛を感じさせてくれる「ラ・ジ・カ・セ」と、歌心もしっかり感じさせます。テンプターズ版の「今日を生きよう」、ブルーハーツの「青空」なんかも演ってます。
「なんかまだどっかの小ちゃな街で、ライヴしてそうな石やん。もう、いいひんねんな。。」

Brothers & Sisters



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

The Last Waltz / The Band * 1978 Warner | Home | Hot Pants / James Brown * 1971 Polydor

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