West Side Soul / Magic Sam * 1967 Delmark

Southern & Deep
west side soul



J.ガイルズ・バンドやらストーンズの影響で、一時ブルースもガッツリ聴いてみようと思った時期もあったものの、あまりのめり込めなかったのが正直なところ。雰囲気は好きなんですけど。。ゴスペルっぽいB.B.キングや、ロックっぽいフレディ・キングは聴きやすくて良かったのですが真髄には触れれなかった感じ。そんな時、コレって!思ったのがマジック・サムの本作。カヴァー曲中心に、新たな解釈を吹き込んだ名作です。ブルース・クラシック「Sweet Home Chicago」のルーツが聴きたくて、この人に辿り着いたのですが、本元はロバート・ジョンソンだったんですね。にしても、聴きやすくR&B感覚で接することができるのが、マジック・サムの良いところ。数多いるブルースの偉人に比べると、ポップでソウルなのが素晴らしいです。
 なんといってもカッコいいのが冒頭のオリジナル曲「That's All I Need」で、コレはもろR&B。普通ならホーンが入って盛り上げる感じのもろシカゴ・ソウル調で、ギターをジャカジャカ鳴らしながらソウルフルに歌い上げてくれます。B.B.キング「I Need You So Bad」や「All Of Your Love」では王道タイプのブルースでペキペキ弾いてくれますが、サムのヴィブラートの効いた独特の歌声も魅力的です。そうテクニカルでもないのに、スリリングなフレーズをぐいぐい聴かせてくれるのがたまらんところ。強烈なブギをかましてくれるジュニア・パーカー「I Feel So Good (I Wanna Boogie)」など相当なカッコ良さです。ボビー・ブランド「I Don't Want No Woman」あたりで見せるノリのよいプレイ・スタイルは真骨頂ともいえる、ノリの良さ。活動期間が短ったのにファンが多いのも頷けます。そしてやっぱり最高なのがブルース・ブラザーズで多くの人が知ることとなった「Sweet Home Chicago」。今、聴いても親しみやすいブルースです。エモーショナルな歌唱も、ノリノリのギターも最高で、シカゴ・ブルースの代表作と言いたい名演。復弦で強烈に盛り込みながら、その合間に忙しなく単音弾きで迫るコンビネーションがカッコいいリトル・ミルトン「I Found a New Love」やジミー・マクラクリン「Every Night and Every Day」も定形のブルース進行で演ってますが、存在感あるギターで飽きずに聴かせます。またもやブギーを炸裂させるインストの「Lookin' Good」や、オーティス・ラッシュでも有名な「My Love Will Never Die」でも絶妙のプレイをカマしてくれます。ラストのJ.B.ルノア−「Mama Talk to Your Daughter」なんかは軽快でロッキンなノリ。ストーンズの初期が好きだった私は、すぐに馴染めましたヨ。
「ロックに近いスタイルで畳み掛けるマジック・サム。ブルースを身近に感じさせてくれます!」

Sweet Home Chicago



That's All I Need


テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

Screw Driver / The Street Sliders * 1989 Epic Sony | Home | Between the Buttons / The Rolling Stones * 1967 Decca

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