Fiyo on the Bayou / The Neville Brothers * 1981 A&M

なぜか研修で伊勢・志摩へ。ウチの若い連中を連れて引率だったので、自由な時間は少なかったけど、真珠産業の生態系厳守や海を汚さないシステム、ゲノム解析などなかなか他国に誇れる自国産業だと再認識。インバウンドでも人気なワケです。伊勢在住のアニキ分に来月サミットやと教えてもらい、バスの運ちゃんに開催の“志摩観光ホテル寄ってくれ”とメニューに加えるもすでに厳戒体制。。修学旅行以来の伊勢神宮では家族のことをお祈りしたら、20年も歳下の後輩に「個人的な御祈りはダメなんすよ」と忠告され、「俺の家族の平和は世界平和、おまえは五十鈴川で体ごと清めとけ!」と返して大ウケしたので満足です。そして”捨豚”なる美味いすき焼き屋で「帰って各自の職場で言うなよっ!」と昼間から宴会。素晴らしい引率隊長と評判上々でご満悦です。そんな三重ツアーの近鉄電車で聴いたのはネヴィル家のオッサン連中。長年、飽きない良いアルバムです。
旅のお供に最高な、ウキウキ気分を高揚させるオープニング・ナンバー「Hey Pocky Way」からご陽気な展開。地を這うファンク「Fire on the Bayou」と共にミーターズ時代からのオハコです。軽快ファンク「Sweet Honey Dripper」も本作のお気に入り。ええ感じでノレます! ムーングロウズのカヴァー「Ten Commandments of Love」や、ナット・キング・コールの「Mona Lisa」では、アーロンの神聖なスロウに五十鈴川並みに心洗われます。また、なんとも穏やかな気分になれるのが、アートが歌う「Sitting in Limbo」。これはジミー・クリフの歌で、素晴らしきカヴァーです。地元クラシック「Bro. John / Iko Iko」、カリブ・ルーツの民謡「Run Joe」なんかでのニューオリンズ色が色濃く出た曲では、グループ随一のソウル・マン、シリルの熱い歌が冴えます。どうでもエエのですが、シシー&ホイットニー・ヒューストン母娘や、Dr.ジョンもどこかで参加してる模様です。
「ネヴィル兄弟を聴くなら、まず本作。ネヴィル神社の鳥居みたいなモンですわ」
Sweet Honey Dripper
Sitting In Limbo
duke
No title