Open Your Eyes / Maria Muldaur * 1979 Warner Bros

Roots Rock
maria open



  ジャグ・バンドではなく、実はフリー・ソウル"Midnight at the Oasis"で知ったマリア・マルダー。以来、ちょこちょこと彼女のアルバムも聴いてきましたが、最もソウル寄りと感じたのが本作。しかもマリアのアルバムで最もエエ女なジャケットで、撮影は数々の名ショットを撮ったノーマン・シーフ。売れなかったらしいですけど、なかなか捨てがたい1枚です。マイケル・マクドナルド時代のドゥービーBrosにも絡んだ鍵盤奏者パトリック・ヘンダーソンがプロデュースしている、アーバンな香りも眩いマリア嬢。フィートのビル・ペイン(key)や、ダニー・ハサウェイロン・ウッドでお馴染みウィリー・ウィークス(b)も参加です。
 アルバムは珍しくストレートなロック・テイストの「Fall In Love Again」でスタート。しなやかな中にも力強く歌うマリア嬢が素敵です。これは81年にポインター・シスターズの3人時代にも、ほぼ同じアレンジでカヴァー。続く「Finally Made Love To A Man」ではモダン・カントリーなスロウでしっとり聴かせます。そしてイントロでムムっと思う音が鳴る「Birds Fly South (When Winter Comes)」ではクレジットを知って“やっぱりか!”と思う、スティーヴィー・ワンダーの客演による“らしい”ハーモニカが聴けます。本作中で最もフリー・ソウル的な心地良さを持った佳曲。再びロックの力強いビートを持った「Heart Of Fire」では、モータウンで活躍したJr. Walkerが熱いサックス・ソロも披露。そしてクール・ダウンするビリー・ホリデイ「Lover Man」ではwithストリングスでしっとりキメます。後半戦は、マイケル・マクドナルド作品でまさに後期ドゥービーのカヴァーとなるタイトル曲「Open Your Eyes」が登場。メロウなモダン・テイストが良い感じ。一転、「(No More) Dancin' In The Street」では痛快なシャウティング・スタイルでロッキンなマリアが存分に楽しめます。気合い入れると、ハスキー・ヴォイスになるとこがメチャかっこいいです。ジャジーなスロウ「Elona」の後は、マイアミの女王ベティ・ライトの傑作ソウル「Clean Up Woman」。軽快なグルーヴをバックに、マリアもココではソウルフルに歌い上げていて素晴らしいです。ココでもJr. Walkerが小粋なサックスをブロウして盛り上げます。最後はソウル・テイストのバラード「Love Is Everything」で〆。パトリックのピアノと、ゴスペル・ライクなコーラスがドラマチックに曲を盛り上げてくれます。
「ルーツ・ミュージック中心にシーンを盛り上げたマリア嬢。アーバンなテイストもイケてます!」



テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

Seven Days Of Night / Barbara Acklin * 1969 Brunswick | Home | The Even Dozen Jug Band / The Even Dozen Jug Band * 1964 Elektra

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