Look-ka Py Py / The Meters * 1969 Josie

遊びに行った琵琶湖で遊覧船ミシガンの勇姿を眺めていると、脳内音楽はグッと南下してニューオリンズに。行った事ないですがイメージは独自の誇れる地域文化があってブラックミュージックもゆる~く泥臭いファンキーな感じって印象で好きなん多いです。しかも地域特有のアフタービート的なノリはどえらい心地良いもんです。そんなニューオリンズの音楽を支えてきたキーマンAllen Toussaintがプロデュースの最高のファンクチームMetersです。シンコペーションをビンビンに効かしたセカンドラインファンクといわれる独特のうねりは1回聴いたらチョッと好きな人は間違いなくはまるグルーヴで「この人等でないとあかんねん」くらいのオリジナリティ溢れる素晴らしい音です。特に阿吽の呼吸なんか計算ずくなんかわかりませんがGeorge Porter JrのBassとJoseph ModelisteのDrumsの跳ねまくりビートは国宝級のグレイトさでコレだけで飯5杯食えます。スネアの音、タイミングなんか唯一無二の存在感でケチつける場所一切無しです。勿論、その上をデコレーションするArt Nevilleの雄大なOrgan、単音弾きを巧に活用するカッティングの名手Leo NocenteliのGuitarも絶妙の絡み具合です。
収録曲は全てインストですが1曲目の「Look-ka Py Py」から、もう完璧でしびれまくりグルーヴ炸裂でえらいことです。そして「Pangee」、「Thinking」、「Funky Miracle」、「Little Old Money Maker」など簡単には真似できない名演が次々と押し寄せます。誤解承知でいうならば完全に'69年産Hip Hopといえる痛快グルーヴ。しかも現行Rhinoリマスター盤はこれまたエエ感じの「Borro」等2曲追加の得用盤です。
「聴き終わる頃には完全阿波踊り状態必至の右脳直撃盤。注意してください!」
「Look-ka Py Py」
Hidekichi
しびれるGroove!