I've Got My Own Album to Do / Ron Wood * 1974 Warner

Rolling Stones
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  ストーンズのご陽気キャラでお馴染み、ロン・ウッドのファースト・ソロ・アルバム。ロック・ミュージシャンの中で、シリアスという言葉が最も似合わない感じが最高です。先般BSで放映の、自身がホストを務めるロニー・ウッド・ショーも最高でした。ポール・マッカートニーや、アリス・クーパー、生前のイアン・マクレガン等をゲストにチャラチャラとトークし曲をかけて盛り上がるというゆるい中身の中、ゲストにもちゃんと気を使うウッディの人柄が垣間見れ、楽しい中身でした。このソロ・アルバムも、多くのゲストが敷居の低いウッディだからといって何の遠慮もせず楽しんでる感じがイイです。仲間たちに、そうさせる雰囲気を持ってるウッディならではの素晴らしき作品。
 まだフェイセズに在籍してた頃の1stソロはちょうど“It's Only Rock'n'Roll (But I Like It)”をミック・ジャガーと作り上げた頃で、そのセッションでできたもう1曲が冒頭を飾る「I Can Feel the Fire」。歌い出しからミックとのダブル・ヴォーカルがカッコいい、70年代後半のストーンズを彷彿させる陽気なロック・ナンバー。アンディ・ニューマーク(ds) 、ウィリー・ウィークス(b)のレゲエ・チックなリズムもノリノリですが、イアン・マクレガンのオルガンも最高の形で絡みます。そして本作で最もフェイヴァリットなメロウ・ミディアム「Far East Man」が登場。これがまた最高で、70年代ソウルっぽい香りもたまらん大傑作。ジョージ・ハリソンとの共作で、ジョージもソロに同時期収めてます。TVショーでも言ってましたが、クレジットできなかったもののジョージも参加してる模様。「Mystifies Me」はフェイセズの演るスロウっぽい曲で、アーシーな香りがたまらんロッド・スチュワート、コーラス参加曲。ウッディとも一時、恋仲だった魔性の女パティ・ボイド(←めちゃ可愛い)への曲とのこと。後年“Think I'll Pack My Bags”としてロッドのヴォーカル・ヴァージョンも発表され、こちらも絶品の味わいでした。「Take A Look At The Guy」はロッキン・ロッドが全開でダブル・ヴォーカルで参加。フェイセズのライヴでも演ってました。キース・リチャーズの作品でボビー・ウォーマック風アーシー・ソウル「Act Together」、ミックが再び参加のフレディ・スコットのカヴァー「Am I Grooving You」あたり、もろストーンズです。ミック・テイラーがピアノにベースと活躍の「Shirley」、ソウルフル・ミッドな「Cancel Everything」、キースが歌いまくるドランカーR&R「Sure The One You Need」とリラックスできる何気に絶妙の構成。で、後半のハイライトはなんといってもジェイムス・レイのR&Bカヴァー「If You Gotta Make a Fool of Somebody」。ロッドとのダブル・ヴォーカルですが、これまた染みわたる素晴らしい仕上り。最後はウィリー・ウィークス、ブリブリのベース・プレイが聴けるインスト・ナンバー「Crotch Music」で〆。
「なんにも上手くない歌ですが、ええ出汁でまくり。実に楽しめるご陽気な仲間達!」

Far East Man


I Can Feel the Fire


Take a look at the guy (with Rod Stewart)


テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

The Even Dozen Jug Band / The Even Dozen Jug Band * 1964 Elektra | Home | If I Had A Hammer / Willie Hightower * 1969 Capitol

コメント

No title

いや〜 何回聴いたか分からないアルバムです
ロンの歌も好きなんですよ

キース丸ごと歌ってる曲には
最初驚きましたけど^ ^

2016/03/23 (Wed) 23:59 | 片山ニク #- | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 今やガラガラ声で昔の歌も歌えない様子のウッディですが、このアルバムの素朴な声は魅力。リーダー・アルバムなのに、どんどん人に花を持たすトコが人間性出てますね〜

2016/03/24 (Thu) 02:03 | ezee #- | URL | 編集

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