If I Had A Hammer / Willie Hightower * 1969 Capitol

Southern & Deep
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  好き嫌いが別れるサザン・ソウル。このくさやの干物みたいな音楽の愛好家の中でも、絶対的に支持が高いのがアラバマのソウルマン、ウィリー・ハイタワーです。大学時代に聴いた、いかがわしい出処のフェイム録音LPで聴いた時の衝撃は忘れません。キャンディ・ステイトンに続いてコレでしたから、くさやの干物が大好物になっちゃいました。その後、P-Vineが組んだFuryの名盤も聴いて、私の中では絶対的なシンガーとなりました! 
 さてこの配信で聴けるIf I Had A HammerのExpanded Edition。以前、CDで出たHonest Jon'sの編集盤と同様ですが、CapitolからのLPに、70〜71年のフェイム録音を加えた超優れものです。サム・クック・フォロワーながら、オリジナリティ溢れるシャウトと、優しくディープな歌唱で何とも心をとらえて離さない名シンガーです。まず聴きたいのがFameでの70年「Walk A Mile In My Shoes」。ジョー・サウスのヒット曲をリック・ホールが“完璧ではない”とソウル版で作り上げた激傑作ジャンプ。マッスル・ショールズの面々の演奏、ウィリーの熱い歌唱が劇的に絡みあう名演がココに誕生です。フェイムの奇跡がここに集約されてます。これを含む6曲がフェイム録音ですが、総じて素晴らしく「Back Road Into Town」、「You Used Me」、「Time Has Brought About A Change」、「Poor Man」、「I Can't Love Without You」も絶品。スロウ中心にカントリー風味溢れる、珠玉のサザン・ソウルの旨味がじっくり味わえます。その直前となるCapitolのLPも力作で、サムがコパのライヴでも取り上げていた「If I Had A Hammer」をタイトル・ナンバーに力唱してます。アルバム・トップを飾ったゴスペルチックなスロウ「It's A Miracle」から丁寧な歌唱が光ります。自作のデビュー・シングル「It's Too Late」でのブルージーな感じもなかなか。ボビー・ロビンソンが書いたシングル「I Love You (Yes I Do)」や「Nobody But You」など、もろサム・クックで愛情を感じます。カヴァーでは、Captolでのシングル「(I Love You) For Sentimental Reasons~You Send Me」や「Somebody Have Mercy」も演ってます。他では「Ooh Baby How I Love You」あたりのリズムを効かしたミディアムも良いです。
「サザン・ソウル好きも、サム・クック・ファンも必聴のソウルマン。まぁ、グレイト!」

Walk A Mile In My Shoes


Nobody But You


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

I've Got My Own Album to Do / Ron Wood * 1974 Warner | Home | Sons of Soul / Tony Toni Toné * 1993 Mercury

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