The Sound of Wilson Pickett / Wilson Pickett * 1967 Atlantic

Atlantic, Stax
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 ソウルをムチャムチャ好きになってきた頃、アホみたいに聴き狂ったピケットの超優秀作品。キャリアの長いピケットで、名品が多い人ですが、どれかと言われれば鮮烈ピンクのThe Excitingかコレにとどめを刺します。ブルーのタイトなスーツをキメるピケットのジャケも最高。録音はマッスル・ショールズの聖地FAMEスタジオ。黒人も白人も日本人もヘチマも無いとフラットに音楽を聴いてるつもりですが、この濃厚な強烈シャウト・スタイルは、やっぱアフロ・アメリカンの黒人にしか出せない味です。
 まず、いきなり大興奮なのが「Soul Dance Number Three」で、これは2万回聴こうがいつでもシビれまくれる逸品。ずっしりしたバンド・グルーヴにラップ調に切り込むピケット隊長。“Get It, Get it”と快調にカマしたと思えば、喉がつぶれるんちゃうかと思うくらいの猛烈なシャウトが炸裂。基本ワン・グルーヴの中、フックで厚く迫るホーン・セクション、クールなGリフ、演奏も最高のタイトさです。フェイム・サウンドここにあり。そしてヒットしたファンキー「Funky Broadway」は、Dyke & the Blazersのカヴァー。本家版はJ.B.と互角の濃厚さですが、ここではフェイムの面々と軽快にキメます。ダン・ペン作のThe Ovationsカヴァー「I Need A Lot Of Loving Every Day」の後は、The Falcons時代の名曲再演「I Found A Love」が登場。熱い歌唱がグイグイ胸に迫ります。思いきり泣いてくれたと思ったら、ストレートなジャンプ・ナンバー「You Can't Stand Alone」を豪快にキメてくれます。この緩急、抜群すぎ。「Mojo Mama」もタイトなフェイム・サウンドとピケットががっつり融合したナイス・ビート・ナンバー。重厚感もしっかりあるのがたまらんです。そして終盤の聴きモノがボビー・ウォーマック作の3連曲。「I Found The One」も普通に良いバラードですが、失禁するのはこの後。“I'm In Love”にも匹敵する歴史的名バラード「I'm Sorry About That」が君臨です。抑揚から泣き具合まで完璧なピケットが聴けます。しかしボビー曲の相性の良さは凄まじいです。バックで素晴らしいギターを奏でるのも、ボビーではないかと睨んでます。最後はラスカルズのカヴァー「Love Is a Beautiful Thing」で軽快に〆。
「いろいろあれど、最初に聴いておきたい名盤中の名盤。ピケットの真骨頂発揮!」

Soul Dance Number Three


I'm Sorry About That



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

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