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音系戯言

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Times 3 / Times 3 * 1991 Solar

Times 3

  90年代初頭のR&Bガール・グループ豊作期。全く売れなかったけど、ちょっとエエ作品なので御紹介です。特にニュー・ジャック・スウィング好きは必聴といっていい埋もれた佳作で、ウィスパーズやシャラマーなんかで隆盛を誇ったSolarレコードの勢いを失ってきた頃のアルバム。先陣を切ったアン・ヴォーグが、曲の良さ、上手さ、ビジュアルとバランスも抜群で皆それに続いた感じでしたが、SWVやらTLC、JADEなんかの優秀3人組が続々登場。そんな数々の女性トリオが猛威を奮う少し前のグループが、このTime 3。ストリートっぽくも、分厚いコーラスでのソウル臭は魅力です。
 ど頭の「3 Bad Sistas」からフルフォースっぽいアップで勢い良くスタートですが、白眉なのが次のエモーションズのクラシック「Best Of My Love」。ラップ&J.B.サンプリングを加え瑞々しいハネもんに仕立て上げているのが実に新鮮でした。ゴーゴーの名残もある「Typical Relationship」や「Love Will Find Its Way」、「Time To Get Loose」なんかも勢いありますが、中盤以降のニュー・ジャックのエキスも浸透したダンス・ナンバーが素晴らしい仕上がり。イントロではJ.B.のMan's Worldのサンプリングも登場し期待感が高まる中、ブリブリにNJS調でブッ飛ばす「Dance, Do You Wanna」や「Good Lovin'」あたり、今では少し古く感じるものの快感度は薄れず。一方、スロウ〜ミディアムで魅せるハーモニーも武器にしたシットリ感もなかなかの味わい。「Shine」や「Make Up Your Mind」で実力がハイレベルであることもしっかりうかがえます。「Until You」ではスモーキー・ロビンソンの影が思いっきり見える、たまらんスウィートなスロウを披露。終盤に登場の「Gentle Love」でも極上のハーモニー&ゴスペル・ライクな熱い歌が聴けて本当に素晴らしいですが、「Stay」なんかは80年代を引きずったような感触でやや辛い感じ。まあ、こんなのも、あります。最後はGo-Goチックなチープなハネもん「Only You」で元気よく〆。
「東京ラブ・ストーリーも再放送で人気らしい今日このごろ。90年代がまたアツいっ!」

Best of My Love


Time To Get Loose


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