AWB / Average White Band * 1974 Atlantic

Funk
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  この前、大友康平がディスコ・ミュージックについて語ってたのを何気に見てたのがやたら面白かった。ロック一筋の人かと思えば、元ドラマーだけあって、リズムの解説も結構分析していて、しゃべりも最高でした。ベードラで弾ませるのが好きってことで、ハウスっぽくなっていく4つ打ちになると嫌いっていうのは少し共感です。ディスコはメロディラインは極上で、歌詞は簡単明瞭なのがイイって力説してました。70年代のファンクもガンガン紹介していて、コモドアーズやらアースとか意外な選曲で楽しませてくれましたが、そこで紹介されてたのがスコットランド発の極上ファンク・バンド、アヴェレージ・ホワイト・バンド。ロックしか聴かなかった頃は存在さえ知りませんでしたが、やたらヒップ・ホップでグルーヴをループされてて知った人等。白人最強のグルーヴ・メイカーです。
 このバンドを聴くにおいて避けて通れない傑作がインスト・ヒット「Pick Up The Pieces」で、大友康平もフェイバリットに挙げてた曲。私も92年のキャンディ・ダルファーのカヴァー・ヒットで知ったこの極上グルーヴは、アトランティック移籍後のN.Y.録音2作目収録の大ヒットです。初代ドラマー、ロビー・マッキントッシュの刻むカッコ良すぎるビートと、タイトなホーンが最高の代表曲。J.B'sをやや洗練させたような絶妙グルーヴでファンク・クラシックともなってます。実は本作はL.A.録音のパイロット版が存在していて、それは前所属のMCAがダメ出しをしたもので、それを聞いたアトランティック重鎮ジェリー・ウェクスラーが「アホなとこにいんとワシんとこ、来い!」と引っ張って来て花開いたモノ。録り直してより洗練された、この通称“ホワイト・アルバム”は他もナイス・グルーヴに溢れてます。他は歌もの中心で冒頭「You Got It」から、軽快なグルーヴでスタート。ヘイミッシュ・スチュワートが歌うと、ちょっとAORっぽくなりますが「Got The Love」も、ナイス・ファンク。「Person To Person」も90年代サンプリングされまくられたグルーヴで、ヘイミッシュのファルセットで歌われるオリジナルもクール。そしてまた極上の気持ち良さなのがアイズレー兄弟のカヴァー「Work To Do」。フリー・ソウルでアイズレー版よりウケてたのが、ホーンも加えたアラン・ゴーリーが歌ったAWB版でした。メロウもぬかりなしで「Nothing You Can Do」、「Just Wanna Love You Tonight」、「Keepin' It To Myself」と心地良く聴かせます。終盤は「I Just Can't Give You Up」、「There's Always Someone Waiting」と、ロビーのタイトなグルーヴが光る佳曲も登場。全体は重鎮アリフ・マーディンが制作で、パーカッション名手のラルフ・マクドナルド、サックスでブレッカー・ブラザーズも参加で極めて黒い音作り。
「とにかく大ブレイクしたAWBの初期代表作。そりゃJ.B.御大も妬んで嫉みます!」

Pick Up The Pieces


Work To Do


テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

Braxton Family Christmas / The Braxtons * 2015 Def Jam | Home | Return of the Tender Lover / Babyface * 2015 Def Jam

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