52 Minits Of Soul / Various Artists * 1991 Minit (EMI)

Soul Compilation
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 学生時代、今のKentみたいに良質ソウル・コンピCDを出したのが、ユニバーサルに吸収された今は無きEMIレコード。スタックスやらモータウンとか一通り聴いた頃に、いやまだまだあるぞって教えてくれた、ニューオリンズからLiberty傘下のL.A.に移った時代のMinitソウル集です。60年代後半の知らんアーティストばっかやったけど、日本メジャーも頑張った桜井ユタカ氏の監修の熱いソウル絵巻。今では3社メジャーに数多あったレコード会社も統合されてしまいましたが、逆に統合を生かしたコンピも作りやすくなった筈。商売にもならん、こういうコンピもまた我が国でも気合い入れて制作して欲しいもんです。
 まず登場なのが、70'sスタックスのソングライターとして活躍する前のHomer Banks。「Do You Know What」など丁寧に歌ったスロウが聴きモノで、後に1枚ものも出て評判に。コノ時代のレーベル看板スターだったJimmy Holidayはジャケ右にもあるような渋い面構えを持った、ルー・ロウルズのような味のあるシンガー。「Beauty Of A Girl In Love」のような緩急つけたミディアムのドラマティックな歌唱は絶品。そしてお待ちかねのJimmy Lewisは70年代のHotlantaアルバムも大人気のシンガー。このMinit時代もハズレ無しで、サザン・スタイルのバラード「Where Is My Baby」はサム・クックとJ.B.を掛けあわせて下品にしたような熱き歌唱がたまりません。BuddahやVoltにも犬のしょんべんみたいに名シングルを残していてタチが悪いです。50年代のSpecialtyから活躍してたベテランClydie Kingの雄大なリズム・ナンバー「One Part Two Part」も余裕たっぷりに惹きつけます。次のGloria JonesはT.REXマーク・ボランの嫁ハンだった人で、ニューオリンズ・クラシック「I Know」を収録。後にU.A.よりアルバムも残したゴスペル出身Lea Robertsの初期作69年「When Something Is Wrong With My Baby」はサム&デイヴの名バラード・カヴァー。これも超素晴らしく、当時何回も聴き狂ってました。終盤に登場のHermon Hitsonも人気の激辛シャウターで、リズム・ナンバー「Yes You Did」、「She's A Bad Girl」共に絶好調なシャウティング。全く知らんAlder Rayなる女性シンガーの「I Need You Baby」もアーリー・ソウルの香り漂う66年モンの名品。最後はブランズウィック怒涛の再発でアルバムも注目を浴びたシカゴJohnny SaylesのMinit唯一作「Anything For You」。歌唱はグレイトですが曲はイマイチなのが惜しいです。
「日本が送り出した52分の名ソウル・コンピ。ユニバーサルさん、1000円じゃなくてイイからまた頼んます!」

Lea Roberts- When Something Is Wrong With My Baby


Jimmy Lewis - Where is my baby


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

A Boy Like You / Various Artists * 2015 Warner | Home | Soul Session Live / James Brown & Friends * 1988 Scotti Bros

コメント

No title

Jimmy Lewisは アルバム一枚持ってます。
新しいセンスをもっている いいシンガーでしたが
たしか引退したと聞きました。
好きなシンガーでしたよ♪

2015/11/29 (Sun) 20:08 | ひるのまり #- | URL | 編集
No title

★ひるのまりさん
 さすがまりさん。 ええとこ押さえてはりまんな〜
あの74年アルバムは絶品中の絶品でした!

2015/11/30 (Mon) 00:12 | ezee #- | URL | 編集

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