Pure Gold / Pure Gold * 1981 Capitol

Funk
p gold

人力ファンク・グループ絶滅寸前期の優れたアルバムがコレ、ピュア・ゴールド。70年代全盛のファンクも土着的なモンから、アースコモドアーズAWBなんかがドンドンと受け入れられやすい耳触りのよいサウンドを提示していって、コノ80年代前半はかなり洗練されたモンが聴けます。スムージーなサウンドで、アーバン・テイストってのがラジオ・エアプレイにも重要だったようなので、かなり聴きやすいファンクが多いのが特徴。メロウなバラ−ドに、ノリのよいスタイリッシュなファンク・テイストが同居してるのが魅力で、まったく売れなかったというこのジョージア出身のバンド、ピュア・ゴールドもクオリティの高い演奏を残してます。
 この唯一の81年モノ。アルバム前半から洗練されたファンクでガンガン押してきます。ほぼメンバー8人による共作のクレジットとなる作品で、冒頭の「Move Your Sexy Body」でバンドでの素晴らしきアンサンブルを聴かせます。ホーンもメンバーにいるので、まだ70年代の残り香が味わえるのがエエ感じ。ヴォーカルのロナルド・グローヴァーって人が上手いけど個性に欠けるのが若干マイナス・ポイントくらい。綺麗な声なんですけどね。Gカッティングもカッコいい「Hold On To Your Love」や、シンセ・ベースが這いまわる「Don't Fight The Feeling」なんかもノリの良いグルーヴですが、同時期に登場のZappほどの斬新さが無いのが後々まで残れなかった理由かも。ピアノ主導のバラード「It's All Over Now」は綺麗な曲で、デヴィッド・フォスター的な美メロ曲ですがソコソコ。後半戦のダンサー「Summer」は往年の西城秀樹的な歌謡ファンクで今聴くとやや古さを感じちゃいます。しかしながら素晴らしいのはこの後の展開。「Give A Little Bit More」のようなメロウ・ミディアムは、レイ・パーカーJrが演りそうな感じですが、ロナルド・グローヴァーのスムージーなヴォーカルもピシャリはまります。この辺は問答無用のカッコ良さ。4分弱でフェイド・アウトしますがもっと聴きたいグルーヴ。続くドス黒い「Who Loves You Better」もグレイトで、バンド・サウンドの醍醐味と同時に熱いソウル・テイストが堪能できる力作。ここらは正に本作のハイライト。ラストの8分に渡るミディアム「I Miss You」もメロウなテイストも心地良いナイス・グルーヴ。生ホーンの添え方も絶妙です。
「80年代のデジタル化の波に飲まれた惜しいバンド。もう1枚くらい聴きたかった音ですわ」

Give A Little Bit More


Who Love You Better


テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

The Pointer Sisters / The Pointer Sisters * 1973 Blue Thumb | Home | Come & Get Youself Some / Leon Haywood * 1975 20th Century

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