Juicy Fruit / Mtume * 1983 Epic

Black Contemporaries (80's)
Mtume_JuicyF.jpg



 マーヴィン・ゲイの“Sexual Healing”と共に打込みソウル&ファンクをネクスト・ステージへ上げた重要作。この頃登場したリズム・マシーン(ローランドTR-808 通商ヤオヤ)のチープで機械的なドラム・サウンドを逆手に血肉化しグルーヴを昇華させたのがアイズレーBrosや、このエムトゥーメイです。元々、生音の方が好きではありますが、この“間”も上手く活用したドス黒いファンクネスを大音量で聴くと気持ち良さにハマります。事実、ここでの大ヒット「Juicy Fruit」はもう“Between The Sheets”と共に90年代のR&BHip Hopでサンプリングされまくり大賞でしたから。私もコノ2曲を使ったリミックスや新曲には、ハズレ無しとまで盲目的に思ってたくらい最高にメロウなフリカケでした。もうゆうたら味の素みたいなもんで、コレ使うとやたら気持ちええ音になるので麻薬的な使用法。グルーヴくらい自分で作れって思ったりもしましたが、まぁみんなセンス良く2次使用してたので脱帽でございました。
 さてこのジェームズ・エムトゥーメイを中心としたファンク・グループ。元々マイルス・デイヴィスのグループにいたジャズ系の鍵盤奏者ですが、自らの生ファンク・バンドで演りだしたのが70年代。マイルス時代からの盟友ギタリストでプロデューサーでもあるレジー・ルーカスが80年代になって抜け、嫁さんのクールな女性Vo.タワサ・エイジーと新メンバーのkey.フィリップ・フィールズ、b.レイモンド・ジャクソンとかと打込み主体で演りだしたのが本作。後期Pファンクみたいな正統ファンク「Green Light」から、新種登場となった歴史的記念碑「Juicy Fruit」への流れ。これは最高というしかないです。言葉を追うと分かりますがとてつもなくアダルトな歌詞もクールなサウンドにバッチリです。他も、ミッドナイト・スターみたいなヴォコーダー使用のアーバン・ファンク「Hips」、生ベースも上手く使った「Would You Like to (Fool Around)」、バーニー・ウォーレルと思しき変態的Keyも最高な「Hip Dip Skippedabeat」もかなりの気持ち良さ。乾いた808の音がドス黒く鳴り響きます。タワサのソウルフルさがじっくり味わえる「Ready for Your Love」、さらに官能的に喘ぐ「After 6 Mix (Juicy Fruit Part II)」で見事なフィニッシュ。今は拡大版もあって、しゃぶり尽くせます。
「ジャケは奇術師グループの営業ポスターみたいで、イケてませんが中身は最高でっせ。」

Juicy Fruit


Hip Dip Skippedabeat


テーマ: Dance | ジャンル: 音楽

Don't Be Afraid Of The Dark / The Robert Cray Band * 1988 Mercury | Home | Gravity / James Brown * 1986 Scotti Bros

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ