Oh! Suzy-Q / Dale Hawkins * 1958 Chess

Rock'n Roll + Rocabilly
dale h



 50年代の白人ロックン・ローラーっていうと、カントリーもルーツに持つ人が多いけどルイジアナ出身ってこともあってか、かなりブルース寄りのロックン・ローラーだったのがデイル・ホーキンス。スワンプ・ロックの源流とも言われてます。このファーストも、チャック・ベリーマディ・ウォーターズ擁する黒人音楽の名門Chessからってことで、ひと味違う感じです。デイルと言えばなんといってもロック・クラシックとなった、あまりにも有名な57年ヒット「Suzie Q」。ストーンズも、CCRも、シナロケも、The Rock Bandも、カッコええバンドがこぞって演ったアノ名曲のオリジネイターです。もう魔法のように耳にこびりつくグレイトなリフ、チンドン屋みたいなカウベルにハンドクラップ、たわいもない歌詞、と何度も聴きたくなる大傑作で、これを世に送り出しただけでも偉業です。このリフを弾いたのがエルヴィスからも絶大な信頼を得た若き日のミスター・テレキャス、ジェームズ・バートン。まだパターンが出尽くされる前のロック創成期。シンプルでグレイトな曲を最初に演った人は、やっぱ偉いのです!
 正直、この曲しか長年知らなかったのですが、アルバムには荒削りでカッコいいR&Rがいろいろ入っていて50'sフリークにはオススメです。サンの強烈ロカビリーみたいな「Don't Treat Me This Way」でも、深いエコー・サウンドに軽快なギター・リフ、ワイルドなシャウトとロカビリーの基本要素をしっかり満たしてくれてます。ジョーダネアーズのようなコーラスをつけた「Juanita」なんか聴くとエルヴィスのスタイルの影響をしっかり感じます。「Tornado」あたりでは、同じくチェスに所属していたボ・ディドリーなんかっぽくもありおもしろいです。荒削りなヴォーカルがシビれる「Little Pig」、ニューオリンズ的なロッカ・バラード「Heaven」なんかも、エルヴィスほどセクシーさはないですが、ワイルドなスタイルはなかなか。「Mrs. Mergritory's Daughter」に「Take My Heart」、「Wild, Wild World」など、これぞロカビリーの真髄ともいえる王道的スタイルでたまりません。3コードの芸術といえる優秀ロカビリーがビッシリ。サックス・ソロも冴える「See You Soon Baboon」や「Four Letter Word-Rock」あたりでは南部ジャンプR&Bのような雰囲気も漂わせてます。
「“Suzie Q”だけではもったいない人。ロックン・ロールのツボ押さえてます!」

Susie Q


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Cloud 9 / The Mods * 1998 Antinos | Home | Live and Dangerous / Thin Lizzy * 1978 Vertigo

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