Rarities 1971-2003 / The Rolling Stones * 2005 Virgin

ジャケットは良し、選曲は微妙。ってのが正直な感想。漫才師風ならば「中途半端やの~」ですがOKです。何せストーンズですから。偉大な歴史に傷つく事なく許されます。私自身だいぶん購入に躊躇しましたがアマゾン安売りでGETし、中途半端に聴いてます。70年代後半の「リスペクタブル」PVのシーンがジャケに使用されてますが、しっかりビル・ワイマンが消された形で画像修整されてます。ちょっと悲しい。
中身は未収録曲の落葉拾い的内容で、'90年の初来日の頃シングルのカップリングで出てた何の変哲も無いブルース「Fancy Man Blues」でスタート。この系統のブルースでは同じくスティール・ホイールズ期のシングル・オンリーだった「Wish I'd Never Met You」や、フラッシュ・ポイント期でビル・ワイマン最後の参加時期となるマディ・ウォーターズ・カヴァー「I Just Wanna Make Love To You(Live)」も収録です。う~ん、普通。しかし次に待ち構えてたのは名曲「Tumbling Dice」のアンプラクド&ライブMixヴァージョン。これは単純に素晴らしくガッツポーズです。他の見どころはキースのがらっぱちコーラス満開もGooなスティル・ライフ・ツアーの'81年ライブ「Beast Of Burden」、メロウなストーンズが聴ける佳作'74年のシングルB面「Through The Lonely Nights」。Brown SugarのB面で71年リーズ大学ライヴ「Let It Rock」は十八番のチャック・ベリー・カヴァーで安定感はバッチリですがスリルはもうひとつです。そしてSucking In The '70s でおなじみの曲もパラパラ収録。う~んわからん。でもブリッジズ・トゥ・バビロン期のアコースティックな「Anyway You Look At It」や、98年のライヴとなる「Live With Me」といったシングル・カップリング・オンリーなんてのもあるので、全部アルバムで制覇したい人には便利なトコもあります。
「マスト盤やないけど、ちょっとは見どころはありまっせという感じです。」
Let It Rock
V.J.
TBありがとうございます。