Naked & Warm / Bill Withers * 1976 Columbia

70's 〜 Recent Soul
bill na

  どう見ても九十九里浜で焼きトウモロコシ売ってるオッサンにしか見えない、ビル・ウィザース。照れながらのアイ〜んです。なかなか奥深いファンクを体現してきたビルですが、本作は激グレイトな“Still Bill”とええ勝負のファンク度が高いアルバム。ファンクっていってもアゲアゲのアップ・テンポの勢いのいいファンクをガンガン演るわけでもなく、グツグツと煮えたぎる圧縮鍋のような濃厚なミドル・テンポのファンクが中心。ディアンジェロが最近でも実践してるような漆黒の世界です。“Still Bill”でも起用していたThe Watts 103rd Street Rhythm Bandにいたベーシストのメルヴィン・ダンラップに、ギターのバーノース・ブラックモンがココでもええトウモロコシ焼いてます。
 アルバムは冒頭の「Close To Me」から黒さ満開のミドル・ファンクでビル・ワールド炸裂。クエスト・ラヴが演ってるのかと思うほど、ここ数年のザ・ルーツディアンジェロ辺りに通じる複雑かつクール極まりないグルーヴ。今また非常に新鮮。エレピとモーグ・シンセが蛇のように絡み合うサウンドがたまりまへん。タイトル曲「Naked & Warm」もテンションそのままに、重心を低くしたファンク・テイストが支配。ディスコとかも台頭してきた76年、聴きやすさや踊りやすさとかより我が道を行くビル。なかなかの頑固モンです。「Where You Are」に来てやっと軽快なポップ感を出します。ゴスペルチックな展開で相当黒いですが前半では最も聴きやすい曲。しかしこうやって聴き進むとコノ人がスティーヴィーマーヴィン同様、頭が沸くほどの才人だったことがよく分かります。「Dreams」では、またモーグ&ピアノが活躍するなか、ヘヴィな感覚が充満。前半戦は真っ黒けですが、後半は急にAOR調のライトな「If I Didn't Mean You Well」が登場で、本作中最もポップでキャッチーなメロディを持った曲が聴けます。朝にFMとかで流れてもきても違和感無しのとっつきやすさ。洒落たコード進行と歌メロもクールなミディアム「I'll Be With You」や「City of the Angels」なんかも、ビルの持つ独特の哀愁感がガンガン琴線を刺激する好美曲。そしてラストのスロウ「My Imagination」はマリーナ・ショウの傑作でも名仕事をしたラリー・ナッシュのエレピが気持ち良いメロウな逸品。
「現在のシーンでも通用するファンクを演ってたビル。歯に詰まるほどガツガツ貪りたい音です!」

Close To Me


City Of The Angels



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Silk Degrees / Boz Scaggs * 1976 Columbia | Home | Bo Diddley's Beach Party / Bo Diddley * 1963 Chess

コメント

Still Billだけ持ってますが
こっちも良さそうですねー🎵
タイトル曲 めちゃくちゃ
カッコいいじゃないですか‼︎

サウンドも もちろんなんですが
この人の声も好きです^_^

2015/08/11 (Tue) 23:21 | 片山ニク #- | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 この人のグツグツ煮えたぎるようなファンク。
 大分遅くになってから良さが分かりました。
 派手じゃないけど、いい音楽つくってますね〜

2015/08/13 (Thu) 10:55 | ezee #- | URL | 編集
御無沙汰!

ええすなーーー!此れ聞き逃してました
情報 おおきに!

2015/08/16 (Sun) 03:19 | naldan510 #- | URL | 編集
No title

★naldan510さん
 ご無沙汰です。美味い珈琲つくってはりまっか〜
 ビル・ウィザースの良さはオッサンになってから分かりました。結構、秀作多いんですよね〜

2015/08/16 (Sun) 22:24 | ezee #- | URL | 編集

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