Out Of Sight / James Brown * 1964 Smash

James Brown
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 しかし興奮冷めやらぬ、ジェイムス・ブラウンの伝記映画“Get On Up”。なんといっても赤丸急上昇の主演アクター、チャドウィック・ボーズマンの迫真の演技が賞賛モノなのですが、目も耳も釘付けになったのが64年T.A.M,I. Showの再現シーン。これはJ.B.ファンには超有名なライヴ・シーンが拝める伝説の映像で、当時の人気アーティストがこぞって出演する垂涎のライヴでマーヴィン・ゲイスプリームス、ストーンズの若き日が堪能できるグレイトなプログラム。昔、レンタル・ビデオ屋で借りて腰抜かしたブツです。トリに登場なのは“若僧”だったストーンズだったのですが、圧倒的1等賞のパフォーマンスを見せたのはジェイムス・ブラウン&フェイマス・フレイムス。マイケル・ジャクソンやプリンスが師匠と崇めるのが納得する超絶パフォーマンスが繰り広げられてます。そのスリムでキレッキレッのダンスを見せるヤングJ.B.の鳥肌シーンがほぼ完全に再現されていたのは驚愕でした。とにかく凄いシーンなのでファンは必見です。そんなことで取り上げずにはいられない64年のファンク誕生ともいえるエポック・メイキング的本作。初のライヴ・アルバムも成功して躍進のJ.B.が、所属のキング・レコードの待遇の悪さに嫌気がさして新たなディールをマーキュリー傘下のスマッシュと結ぶも裁判で揉めて、インストの発表のみと採決されたスマッシュからの作品。強力ネゴシエイターの御大だったので、なぜかヴォーカル入りも数作存在で、中でもコレは重要作。
 やはり劇的に素晴らしいのが、映画でも完全再現された歴史的ファンク初ヒット「Out Of Sight」。ファンクといっても、まだ複雑なリズムは構築されておらずシンコペを上手く使ったシンプルな組立てですが、それがまた猛烈にカッコいいです。そして代名詞的ヒット「I Got You (I Feel Good)」の初期ヴァージョン。翌年、リメイクしてヒットさせますがコレが最初です。またR&B期を共にしたThe Famous Flamesとの最後のセッション「Maybe the Last Time」も名曲。他はスタンダード中心ですが、ロイ・ブラウンの「Good Rockin' Tonight」やプラターズOnly You」は出色の出来。67年ライヴでもお馴染み「I Wanna Be Around」も聴けます。withストリングスでのタキシード仕様な「Mona Lisa」や、激熱スクリーミングの「Come Rain or Come Shine」、「I loves You Porgy」あたりのスロウも今聴くとクール。
「自分を信じて突き進む男の美学、ココにあり。真のエンタメ・イノベイターに惚れ直し!」

Out of Sight TAMI Show



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Get Closer / Linda Ronstadt * 1982 Asylum | Home | Say It Live and Loud: Live In Dallas 08.26.68 / James Brown * 1998 Polydor

コメント

No title

私も昨夜観てきましたよ~
フルカラーで観るTAMIショーのJBは新鮮そのもの。
音質もよく、想い描いた夢の世界が目の前にあるように感じました。
映画そのものはともかく?LIVEシーンについては括目の連続でした(^^)

2015/06/07 (Sun) 13:43 | taxy #A.MJ1Pto | URL | 編集
No title

★Taxyさん
 観ましたか! もし昔の映画館なら、そのまま座って、もう一回、確実に観ましたよ。
 レイのジェイミー・フォックスもグレイトでしたが、こちらも感激でした。 ライヴのシーンの見せ方も、芸が細かく愛を感じましたね~

2015/06/08 (Mon) 00:49 | ezee #- | URL | 編集

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