Best Of The Fantastic Four / Fantastic Four * 1969 Motown

Motown
fantastic four

 60年代のデトロイト・サウンドといえばモータウンなのですが、その好敵手として踏ん張っていたのがRic-Tic Records。すべてを手中に納めるべくベリー・ゴーディのオッサンが買収して、我がのレーベルから出されてより知られることになったのが、エドウィン・スターやこのファンタスティック・フォー。いわば近鉄バッファローズが買収され主力選手がオリックスで活躍したような感じ。この移籍後、北川選手のようにエエ仕事をしたのがココのリード・ヴォーカリストであるジェイムス・エップス選手。流麗な流し打ちではなく、グイグイ引っ張るタイプのハスキー・リードがなんとも魅力的です。しかしながら台頭してきたのは70年代にウエスト・バウンド(←これも良い)に移ってから。そこでの洗練されたサウンドも良いですが、このノーザン・ソウル然とした荒削りなデトロイト・サウンドでのキャリアもグレイト。学生の頃、買って「これは当たりやがな〜」とほくそ笑んだ1stアルバムです。
 まず飛び込んで来る1発目にしてハイライト「I Love You Madly」で、テンプスフォー・トップスになんら引けを取らないデトロイト・スウィートに胸踊ります。デヴィッド・ラフィンにも似た少し強引なフレーズの乗せ方にグイグイ魅了されます。サビ前の声の張り上げ方も絶品で、それを他の3人が優しく包み込むコーラスと絶妙の構図。これは、たまりまへん。67年のRic-Tic時代のスマッシュ・ヒット「The Whole World Is A Stage」は、インプレッションズみたいな感じですがココでもジェイムスの男前なストロング・ヴォイスが映えます。「You Gave Me Something ( And Everything's Alright )」もチャート・ヒットしたRic-Tic時代の曲で、黙って聽いてるとテンプスの曲かと思うくらいです。しかしながらクオリティは抜群。あとの曲もモータウン買収前のシングル曲中心で、ちょっとしょーもない曲も入ってますが、「Can't Stop Looking For My Baby」や「As Long As I Live (I Live For You)」あたりのポップなメロディ&アレンジに武骨なリード・シンガー、スウィートなバック・コーラスが織り成すフォーメーションは中毒性高し。オリジナルズやスピナーズもそうやけど、デトロイト・モータウンのヴォーカル・グループ充実ぶりは、やっぱ侮れません。
「やっぱり惹かれる60年代デトロイト・サウンド。セイント・フォーとちゃいまっせ」

I Love You Madly



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

HAPPENINGS / BAHO * 1992 EDOYA | Home | Live at Rockpalast / Stray Cats * 2015 M.i.G Music

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