Smiler / Rod Stewart * 1974 Mercury

Roots Rock
thumbrod stewart - smiler-front



キースが豪快に“Star Star”でチャック・ベリー直系のリフを鳴らした翌年、呼応してロニー・ウッドが「こっちも負けてへんで!」とほぼ同じリフを冒頭で刻んだのがロッドの74年本作。マーキュリーのアルバムなので、いつものように境界線無しにフェイセズのメンバーが参加してますが、気持ちええこのダラダラ体制も最後となった本作。もうこの翌年にはストーンズのツアーにウッディがミック・テイラー脱退の穴埋めに、フェイセズに籍置いたまま参加です。収まるべくして予定調和にように、スッポリ収まったのは言わずもがな。しかしながらロッドとのコンビ芸も相当捨てがたい魅力を醸し出してたのを本作は証明してくれてます。ロニー・レインはもう去った後なので、スパイク・ヒートリーが主にベース弾いてますが、英国テイスト溢れたロッドの歌唱はやはり魅力に溢れてます。
 いろいろ聴きどころのある本作ですが、やっぱベストは1曲目でぶっ飛ばすチャック・ベリー「Sweet Little Rock 'N' Roller」。ただの単純なロックン・ロールなんですが、尋常じゃないカッコよさ。この頃のロッキン・ロッドが無敵であることを、一発で分からしめます。ウッディとの共作曲「Sailor」や「Dixie Toot」もありますが、マギー・メイでお馴染みマーティン・クイッテントンとの「Farewell」はトラッド趣味全開で本作ハイライト。またエルトン・ジョンがデュエットもしてるロッキン・ナンバー「Let Me Be Your Car」ではダニ−・ハサウェイのLiveでお馴染みのウィリー・ウィークス、スライのところにいたアンディ・ニューマークが揃い踏みした初期ニュー・バーバリアンズ体制での録音。カヴァーもお楽しみで、白眉なのがサム・クックの「Bring It on Home to Me/You Send Me」で、フェイセズ仕様のアレンジも秀逸。他も、キャロル・キング「(You Make Me Feel Like) A Natural Man」、ボブ・ディラン「Girl from the North Country」、スティーヴィー・ライト「Hard Road」とあり。最後のポール・マッカートニーからの送られた哀愁スロウ「Mine For Me」もエエ曲です。唯一残念なのが、ロニー・レインの不在で、その点でグレイト極まりない前作よりやや落ちます。
「曲によってはフェイセズ末期として聴けるのも嬉しいところ。ウッディの存在感も抜群!」
Sweet Little Rock'n' Roller


Farewell



テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

KUWANA / 桑名正博 * 1988 Moon | Home | Goats Head Soup / The Rolling Stones * 1973 Atlantic

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