Beyoncé / Beyoncé * 2013 Columbia

10's Female R&B
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 あえてかっ?って思ったのが、このなんとも素っ気ないアルバム・カヴァー。というのも、これまで以上にセクシャリティに満ち溢れた内容だから。英語だから聴いてられるけど、日本語だったら殆ど放送禁止になりそうなキワどいエロさも含むアルバム。妻として、母親になって、こんなこと歌っててエエのか!?と心配するほどですが、ビヨンセからセクシーな要素が無くなったら困るのでこれはこれでウェルカムです。また時代への提言なのか、当初itunesで限定先行されたり、ビジュアル・アルバムとしてミュージックと同じサイズでVideoも抱き合わせっていう売り方で、しかもプロモーションも殆ど無し。こんな売り方で大丈夫か?という心配をよそに、昨年バカ売れしたソロ・デビュー以降5作連続の1位という快挙の本作。さすがの女です。
 しかし突き抜けたエロさで突き進む本作。Videoもしょーもないエロ・ビデオを凌駕するスリリングさです。考えててみれば、昔からティナ・ターナーやミリー・ジャクソンといった優秀な女性ソウル・シンガーもエロさをウリにしてましたもんね。なんらおかしい事でもない。ただ違うのはビヨ嬢がSランク級の美女だってことってことがミソ。例えばまったりしたR&B「Rocket」なんか、“あんたの上に座らせて、さあ脱ぐわよ”って感じで始まるのですが、それのイメージをビヨ嬢自身がVideoでも演じるってデラックスな趣向。これはエエぞっ!サウンドもディアンジェロのモロ“Untitled”で、従来のR&Bな感じが好きな私には一等賞。でも音は全体的に、最近の潮流みたいな浮遊感のあるアンビエント系R&B主体にシフト・チェンジ。正直、苦手ですがビデオで聴くと楽しめます。美しさを保つことの虚しさを歌い上げる「Pretty Hurts」、旦那Jay Zも存在感抜群のラップを聴かせてノロける「Drunk In Love」、これまたセクシャルな「Partition」とトレンドな音作りが続きます。中では、ファレル&ティンバランド制作のディスコ・テイスト「Blow」あたりはオッサンも楽しめる楽曲かも。他は、Drakeが参加のアーティスティックな「Mine」、遊園地のビヨがメチャメチャ可愛いビデオも必見の「XO」、作家Chimamanda Ngozi Adichieも参戦でフェミニストな面を見せ自ら女王宣言した「Flawless」、Frank Ocean参加の「Superpower」と、たいした曲でもないけど見終わった後にはビヨンセに惚れ直すって仕組み。ただの“ビヨンセ押し売り”の抱合せやと思ったらエラい目にあいます。そして最後は愛娘Blue Ivy Carterに捧げ娘本人も登場のピュアな良曲「Blue」でホッコリ。
「しっかり進化してきた2010年代もディーヴァ君臨、ビヨンセ。やりまんなぁ」

Rocket


Blow


XO




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Free Soul Original Love 90s / Original Love * 2014 Universal | Home | 1st OPTION 30th Anniversary Edition / Barbee Boys * 2015 Sony

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