Uptown Special / Mark Ronson * 2015 RCA

10's Male R&B
mark ronson

 今年始めに出て超評判となった、DJ、ミュージシャン、プロデューサーとマルチに活躍するU.K.白人アーティスト、マーク・ロンソン。本年40歳、ノリに乗ってます。元々はエイミー・ワインハウスのビッグ・ヒット・アルバムの立役者として注目され始めた人ですが、ソロ・アーティストとしてもセンス溢れる仕事っぷりです。2003年のダンス映画サントラ“Honey”でのGhostface KillahやNate Doggをフィーチャーした初ディスコ系ヒット「Ooh Wee」から、そんなに変わらんスタンスでヒップな音を創ってます。しばらく古いのを聴いてると、今の音が聴きたくなるっていう循環を十年以上繰り返すなか、バリバリのEDMを欲するワケでもなく、今のでも80'sや70'sのテイストをクールに昇華させたのが個人的な好み。実際売れてるファレルロビン・シック、ブルー・ノマーズ、ダフト・パンクやら、その辺はひとつの潮流にもなってますが、本年登場のマークの新作もかなりイケてます!
 やってることは自分で歌うワケでもなく、ゲスト・ヴォーカルをふんだんに登用して自らのマイ・トレンドを組み立てていくっていうクインシー・ジョーンズ的手法。あまりに評判なので、ちょっと聴いてみるとハート鷲掴みとなったのが、J.B.の魂を引き継いだラッパーMystikalをフューチャリングした「Feel Right」。モロJ.B.やないですか! 2001年の傑作ヒップホップ“Shake Ya Ass”からなんにも変わってないJ.B.直系の怒鳴りラップ健在に思わずガッツ・ポーズ。そしてBruno Marsが歌った大ヒット「Uptpown Funk」です。ディスコ・ファンクがビシッと決まった今年最大のヒット。こっちはキャメオ+シックって感じの熱いファンク。う〜んマーク、頼もしい男です。だいたい冒頭の「Uptown's First Finale」からStevie Wonderがハーモニカ吹いてたりするニヤける仕様。「Summer Breaking」なんか、シンガーのKevin Parkerこそ薄味ですが、アイズレーBros調のクールな感覚も持ちあわせてます。ブヨブヨのシンセをかましたポスト・チャカとも言われるKeyone Starrが歌うフューチャー・ファンク「I Can't Lose」、テイム・インパラのKevin Parkerが歌う底辺を這うリフが超カッコいい「Daffodils」とナカナカの興奮の連続。ソフト・ロックや中期ビートルズみたいなテイストも見え隠れする後半はスライの影響も聴き取れます。Andrew Wyattをフィーチャーした「Heavy and Rolling」なんかでのAOR的アーバン・テイストもクール。〆となるJeff Bhaskerが歌う「Crack in the Pearl, Pt. II」では、再びスティーヴィーがハーモニカ参加。
「決してドス黒くないあっさりブラック・テイスト。腹いっぱいにならんので、何杯もいけます」

Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars


Mark Ronson - Feel Right ft. Mystikal


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Reality Show / Jazmine Sullivan * 2015 RCA | Home | Feelin' Lucky / High Fashion * 1982 Capitol

コメント

No title

いつも楽しく拝見させて頂いております!
あー、このアルバムそんなに良いんですねー!
買おうか迷ってたんですが、ここでレビュー読んで、
なおさら買おうか悩み中です。。。
Brunoはそんななんですが、Mystikalが良いから、
その一曲狙いで買おうか悩んだんです。
でも、通して良さそうですね!財布と相談します!

2015/03/22 (Sun) 12:26 | Queen #- | URL | 編集
No title

★Queenさん
 私は買ってませんが、なかなかの楽しさですよ。でも何回か聴くと飽きそうです。

 個人的にミスティカルの頼もしさはたまらんかったです。
 終盤はダルいですが、ええ曲が半分くらいはありますヨ!

2015/03/23 (Mon) 00:15 | ezee #- | URL | 編集

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