Gene Vincent And The Blue Caps * 1957 Capitol

Rock'n Roll + Rocabilly
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 最高のジャケにトロけてしまい、学生時代に思わずレコードで買ったジーン・ヴィンセント。エルヴィス登場の流れでデビューし、強烈なロカビリーを残してくれた人です。しゃっくりあげるヒーカップ唱法、こもったようなマンブリング唱法に切れのいいシャウトと文句無しのカッコよさ。エルヴィスを筆頭に、50年代のオリジネイターのグレイト極まりない録音は今もって新鮮に響き渡ります。そのジーンの作品、特筆すべきは初期のブルー・キャップスに参加してたギタリスト、クリフ・ギャラップの存在。この2ndアルバムと、1st、初期シングルはクリフのセンス溢れるプレイが満喫できます。メジャー・スケールにブルー・ノートをセンス良く散りばめて、カントリーっぽく巻弦でベース音をかましてアフタービートで複弦を跳ねるように弾くという、なんともカッコええプレイが炸裂。これにエコー・サウンドにウッド・ベースと、ジーンの不良っぽい声が乗っかれば無敵最強のロカビリー。ジェフ・ベックも近年、まるまんまクリフに捧げたアルバムを作ってるくらいの革命的な音です!
 本作はシングル・ヒットこそ入ってないものの、R&Rファンのドタマをブチ抜く名演の嵐。「Red Blue Jeans And A Pony Tail」から、さらにスピード・アップしたコレぞロカビリーと言いたい「Hold Me, Hug Me, Rock Me」ともう冒頭2曲で勝負あり。思わず腰が動きます。そしてあの名曲「Unchained Melody」ではロマンティックに歌い上げ、スロウでもセクシーに決めちゃってます。シャッフルで渋く迫る「You Told A Fib」、ボ・ディドリーに悪魔が乗り移ったような「Cat Man」、クールに決める「You Better Believe」と最高級のR&R。そしてレコードのB面頭だった「Cruisin'」、「Double Talkin' Baby」と本LPのハイライトが登場。クリフ・ギャロップの芸術的ハイ・センスなグレッチ・ギターも爆裂で、コレを聴くといまだ興奮します。ちなみにコノ2曲はストレイ・キャッツジェフ・ベックも揃ってカヴァー。「Blues Stay Away From Me」をブルージーにかますも、またもやタイトルもシビれる強烈ロカビリー「Pink Thunderbird」が出てきてたまりません。しっとり歌い上げる「I Sure Miss You」の後は、ロックン・ロール「Pretty, Pretty Baby」で軽快に〆。
「50年代に、このイカついロッケンロー。刺激的すぎまっせ!」

Hold me, Hug me, Rock me


Double Talkin' Baby


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Magic Touch / The Platters * 1991 Mercury | Home | The Eddie Cochran Story / Eddie Cochran * 2009 EMI

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