The Complete SAR Records Recordings / L.C. Cooke * 2014 Abkco (SAR)

60's Soul
sar 2



 くっそ〜 アブコの野郎め〜 やっと出しやがったか、サム・クックの弟、L.C. CookeのSAR録音集! 少し前に、ジョー・サイモンやアーマ・トーマスで有名なダン・ペン&スプーナー・オールダムの名バラード“Let's Do It Over”をアメリカン・スタジオの編集盤でたまたま耳にし、弟のL.C.もサムの影に隠れたけど、ええシンガーやったんやと再発見したとこだったので、これは嬉しいアルバム。記憶がある人が実存してるうちに、この手のええ記録はどんどんリリースしていただきたいもんです。
 そんなことでサムが版権も管理し、黒人も儲かる仕組みにした“SARレコード(1959〜64年)”での録音。以前、張り切って買った“SAR RECORDS STORY”で一部は聴いてましたが、サムと比較さえしなければ実に味があり聴き応えあるシンガーです。サムが死去した際に出された、兄のカヴァー・アルバムは正直もう一つで、こっちの方がいいです。なおサムのヒット曲にコンポーザーとしても、よくクレジットされてますが、これはどうもサムの節税対策だった模様。冒頭64年の「Take Me For What I Am」や、「The Wobble」、「Magic Words」にようなリズム・ナンバーでなかなかの健闘です。兄貴サムのポップなヒット曲にも通じる曲調「Sufferin'」や「Tell Me」なんかもソウル初期独特のポップな味わいもエエ感じ。歌い方にどうしてもサムの影響を感じますが、それは血縁の偉大なシンガーだからしょうがないところ。もろサムっぽい歌では「Put Me Down Easy」、「Tell Me」などあって、「Teach Me」なんかはスムージーな歌唱にプリーチっぽい語り部分などかなりグッときます。当時は未発表だったという曲もあって、ブルージーな「The Rover」のシンプルなバンド・テイクなんかも入ってますが、聴きモノは「Gonna Have A Good Time」でこれは聴き応えあるリズム・バラード。他には、SAR以前となる59年チェッカーでの「I Could Only Hear」、ゴスペル・ライクな「I 'm Falling」、65年Distinationでの「Do You Wanna Dance (Yea Man)」とSAR前後も収録。サムのように、何回も何回も聴きたいって思うことはないですが、ソウルが好きって人に響く声であることは間違いなし。
「偉大な兄貴の下で苦労したであろうL.C.クック。60年代前半アーリー・ソウルの味わいも良し。」
Gonna Have a Good Time



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

The Fame Recordings / Dan Penn * 2013 Ace (FAME) | Home | Lookin' For A Love / The Valentinos * 2015 Abkco (SAR)

コメント

No title

「サムと比較さえしなければ」・・・結局,彼についてはコレにつきますね。コレさえなければ冷静に聞けるのに・・・。

ちなみに,彼の 'Let's Do It Over' はぼくも大好きですが,あのアレンジで,あの演奏とコーラスをバックにすれば,だれが歌っても・・・と思っております・・・(^_^;)

2015/03/13 (Fri) 01:23 | Mr.Pitiful #iL.3UmOo | URL | 編集
No title

★Mr.Pitifulさま
 そうですね、いっそのこと変名にしてれば
 真っ当なソコソコの評判も得られたかもですね。
  'Let's Do It Over' 。。。 辛口ですな〜〜

2015/03/13 (Fri) 22:36 | ezee #- | URL | 編集

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