From E to U / Eric Benet * 2014 Warner

10's Male R&B
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  エリックよお前もか? と思ったのも束の間。こらぁええぞと手放しに喜んだカヴァーもん良作。正直、毎月出てくる何がしかのカヴァー・アルバムに“もう、ええやろっ”って思ったりしてましたが、R&Bシンガーの良心エリック・ベネイも便乗。映画も音楽もリメイクやカヴァー全盛で、イイ物って出し尽くされててもう出にくいのかもしれません。古典落語と一緒で、イイ物が何度も再演されるのはありですが、肝はその演者。そこは今回、問題なし。日本のファンの為に向けた金儲けアルバムでも、かまへんのです。なんといってもベストヒットUSA全盛時代の名曲ばっかを、あのエリックが歌うのですから。ハッキリ言って選曲からツボ突きまくり。センスも良すぎです。
 まず登場なのがTOTO(←トイレちゃいまっせ)の名曲「Africa」! コレ、好きやったんよね〜 “ロザーナ”より、やっぱコレでした。原曲のアレンジを崩してないのも好感。TOTOは2ndで“Georgy Porgy”も演ってて、結構好きみたい。思い入れは無いクリストファー・クロスRide Like The Wind」に続いては、フットルースの「Almost Paradise(Duet with Ailee)」。臭いけど、エエ曲です。注目のアース「After The Love Has Gone」はジャジーに大人カヴァーですが、最も聴きたかったのがドゥービーBros後期の大ヒット「What A Fool Believes」。あのマイケル・マクドナルドの最高傑作ですが、コチラも原曲のアレンジの良さを生かした名カヴァー。過去にはマット・ビアンコのエゲツない、あやうく原曲超えの超名演もありましたが、エリックもなかなかの健闘です。まったく知らないエクストリーム「More Than Words」に続いては、懐かしのカルチャー・クラブ「Do You Really Want To Hurt Me」。ボーイ・ジョージも結構ソウルフルでしたが、エリックによって更にソウル指数アップです。そして終盤は個人的ハイライトが待ち受け。まずホール&オーツが2発、「Everytime You Go Away」に「Sara Smile」ですわ。これは興奮。前者はポール・ヤング風のアレンジですが楽勝でポールより格上の歌唱。ピアノをバックにドラムレスで歌った後者はしっとり聴かせます。その間に挟まれたのがマライアも大好きジャーニー「Open Arms」。やっぱり名バラードであることを再認識させてくれます。最後もチャカの「Through The Fire」を丁寧に歌って〆。
「やや無難におさめたエリック初のカヴァー集。セクシーなソウルフル・ヴォイスは健在です!」
Africa


What A Fool Believes


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

A Man Needs A Woman / James Carr * 1968 Goldwax | Home | Unmasked /Kiss * 1980 Casablanca

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