Soul Vacation / Rats & Star * 1983 Epic Sony

J's Mainstream
soul vaca



 時が経つに連れ、功績の大きさを実感する80年代の日本が生んだドゥーワップ・グループ、シャネルズ〜ラッツ&スター。まともな音楽誌では全く相手にしないのでココで好き勝手に褒めます。アメリカン・ポップスやR&Bをルーツを持ちながら、マニアックな世界ではなく持ち前のショーマン・シップでメジャーな舞台で人気者になったのは、マーチンの音楽性の高さに加え、田代やクワマンの笑いのセンスがあったのが大きいところ。根っこのところは、クールスチェッカーズも共通項を感じますが、最近はこの手のグループが絶滅危惧種になってるのはヤバいです。人数がおるだけで、クールなセンスや洒落っ気が無い子供騙しのモンばっかのシーンはいただけません。
 そんなことでシャネルズから改名してラッツになってからの初作品。アンディ・ウォーホル晩年のジャケもイカすナイスなアルバムです。デビュー時からつきあいのある大瀧詠一氏がナイス・プロデュースで、シングル・ヒットしたタイムレスな名曲「Tシャツに口紅」が収録。井上鑑によるナイアガラなアレンジもたまらんメロウ傑作です。そのB面だった大瀧氏作曲のもう1曲「星空のサーカス」はコースターズ彷彿のバス・ヴォーカル佐藤のボンボン・ヴォーカルも炸裂する通称・アルバム口笛ヴァージョン。全体的には、黒人音楽の伝統を感じるのも粋なとこで、オープニングの楽しいアカペラ「We are RATS & STAR」、オーティス"I Can't Turn You Loose"調の「楽しき街角」、ミラクルズ"Love Machine"調の「裏切りの都会」、ゲスト参加つのだ☆ひろとのダイナマイト・デュエットが聴けるサム&デイヴ調リズム・ナンバー「女って・・・」、とマーチンこと鈴木雅之の作曲も冴えてます。井上大輔作の2ndシングル「今夜はフィジカル」は、先の大ヒット「め組のひと」(←i-tunesボートラで、他にデモ版も2曲追加)の二番煎じっぽいですが、「真夜中のダイヤモンド」はAOR的メロウで隠れた名曲。80年代風ファンカラティーナ「月へはせる想い」でのトレンド趣味もナカナカです。ラストのバラード「Miss you」がまたイイ曲で、ソウルフルなマーチンのヴォーカルも冴え渡ってます。ココでの作詞をはじめ半分以上の曲で作詞を手がけてる田代マサシも良い詞を書いています。
「クボタと共にブラック・ミュージックを日本に根付かせた功績者。いつか皆が揃う日を、待ってます!」
Tシャツに口紅



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

On Air-Live at the BBC Volume 2 / The Beatles * 2013 Apple | Home | Funky Monkey Baby / Carol * 1973 Philips

コメント

No title

ezeeさん、毎度です。
人生幸朗師匠もネタにしていたシャネルズ~ラッツ。
いいっすねぇ、これ。“楽しき街角”とか大好きでした。
“Tシャツに口紅”はカラオケ定番曲です。3番で転調してキーが上がるところが難しい(笑)。

2014/12/03 (Wed) 08:25 | goldenblue #- | URL | 編集
No title

★goldenblueさん
 まいど、おおきに。
 変なこだわりなく、歌謡曲っぽさも持ったラッツは良かった! 出す曲、毎回、楽しみでしたヨ
今度、Tシャツに口紅、やりましょ〜

2014/12/03 (Wed) 22:51 | ezee #- | URL | 編集

なんか すごくシャネルズ
聴きたくなりました

しかしezeeさんのレビューは
いつも愛があるなあ

2014/12/07 (Sun) 00:47 | 片山ニク #- | URL | 編集
No title

★片山ニクさん
 まいど、おおきに
 エグザイルとかもブラック趣味なんですけど、ダンスは凄くても曲がもうひとつ好きになれません。ウチの子供は結構聴いてますが。。
オッサンになったから、仕方ないっすね〜

2014/12/07 (Sun) 20:47 | ezee #- | URL | 編集

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