Behind Closed Doors : Where Country Meets Soul / Various Artists * 2012 kent

Southern & Deep
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  相性抜群のカントリーとソウル。ちょっと前にもライオネル・リッチーがカントリー・シンガーとデュエットしたり、90年代にもカントリー&ソウルの名盤が生まれたりしましたが、優秀な仕事連発のKent Recordがシリーズ化してる超優秀なコンピレーションがこちら。カントリー・ソウルといえばなんといってもレイ・チャールズで、“Georgia On My Mind”なんかをすぐ連想しますが、60〜70年代中心に、こんなにも南部ソウル仕様による名カントリーがたくさんありましたってのを上手く伝えてくれます。
 まずは唯一の90年代録音Aaron Nevilleのジョージ・ジョーンズ「The Grand Tour」が登場。独特のアーロン節を感情たっぷりに聴かせます。キングSolomon Burkeは「He'll Have To Go」、Percy Sledgeは「Take Time To Know Her」と、このコンピを特徴づけるアトランティック勢の名録音が続きますが、やはり中でも絶品なのがEsther Phillipsの「I Saw Me」。ジャジーなのも良いですが、60年代にはカントリーでも丸ごと1枚作っていて必聴です。またメンフィス・ハイも素晴らしさ満開で74年Ann Peebles「Hangin' On」Al Green「I'm So Lonesome I Could Cry」と代表作からそれぞれ収録。フィレスにもいたBobby Sheen「My Shoes Keep Walking Back To You」はレイ・チャールズばりに雄大にキメます。以降はカントリー界の名ソングライター、ハーラン・ハワード作品が続きます。James Carr「Life Turned Her That Way」Candi Staton「He Called Me Baby」と共に暖かい名唱です。そして70年代のカントリー・ソウル大御所Joe Simon「Yours Love」も登場で、そのジョーがヒットさせた「The Chokin' Kind」はZ.Z. Hillの71年版で収録。共にウェイロン・ジェニングスの60年代カントリー・ヒットですが、これもハーランの作品。包容力たっぷりに聴かせます。パンチあるダンス・ナンバーとして聴けるCookie Jackson「Your Good Girl's Gonna Go Bad」、得意な牧歌スタイルで聴かすArthur Alexander「Detroit City」、売れなかったけど最高というしかないTony Borders「Gentle On My Mind」と知られざる曲も、じっくり聴かせます。他、Bettye Swannのキャピトル録音、Little Miltonのスタックス録音、Joe Texのダイヤル録音、Clarence Carter、Millie Jacksonと名シンガーが続々登場。最後は"Rainy Night In Georgia"でお馴染みBrook Bentonの「She Even Woke Me Up To Say Goodbye」でしっとり〆です。
「土の匂いがするハート・ウォーミングなソウル、そのクリームな部分がコレです」
Esther Phillips - I Saw Me



テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

At Newport 1960 / Muddy Waters * 1960 Chess | Home | Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band / The Beatles * 1967 Parlophone

コメント

ええですぅ!

ezzさん ご無沙汰
相変わらず快調に飛ばしてますな♪
分かり易く素晴らしい文章に脱帽!
ええ参考になりますぅ

2014/11/22 (Sat) 05:43 | naldan510 #mQop/nM. | URL | 編集
No title

★naldan510さん
 おおきにです。結構、備忘録気味にやってんですけどねぇ  
感想文はマスターベーションでも、書いてておもろいんですわ

2014/11/24 (Mon) 22:28 | ezee #- | URL | 編集

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