チョットちゃいます Bitter Sweet Soul / 有山岸 featuring 上田正樹 * 2014 Space Shower Music

Man's World
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 久々です。タイトルだけで最高やんかっ!と思える名作は。関西弁でいう“他と一緒にすなっ”っていう意味が込められたタイトルからして拍手喝采ですが、やはり有山とキー坊が揃うとワケのわからん化学反応が起きることをまた証明してくれました。だんだん肌寒くなる中、とても暖かい音楽に遭遇です。この2014年にしてアコースティックなスタイルで1枚のアルバムを作り上げた関西のオッサンにまた感動させられてしまいました。やっぱええ昆布を煮込んだダシは美味いわいってことをあらためて感じたのが、有山じゅんじ、山岸潤史、上田正樹の3人からなる有山岸feat.上田正樹による新作アルバム。歌が好き、ギターが好きって人には持ってこいの素晴らしい音ですが、この年輪あるエエ感じはナカナカ今のチャートの音では味わえません。6年ぶりにあの二人が揃い踏みのスタジオ作。やはりサウスとの名作“ぼちぼちいこか”と同様に、たまらんセッションとなってます。
 中身はカヴァー曲中心にオリジナルも2曲含めた、ちょうどええ10曲。いきなりファッツ・ウォーラーの古典「I'm Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter」で、あの独特としか言いようのない有山のホッコリ声が聴こえてきてニンマリです。そしてキー坊がルーツであるレイ・チャールズへの愛情を最高の形で表した「Let's Go Get Stoned」が登場。これはお家芸とはいえ最高というしかないです。「Take These Chains From My Heart」と「もうしんどい from Busted」とレイ・チャールズのカントリー・ソウルを他にも2曲、演っててコッチは日本語でカヴァー。これがまた最高で、この面子が揃った意義を感じます。キー坊十八番のオーティス「The Dock of The Bay」や、テディ・ペンの「Love T.K.O. 」、アラン・トゥーサンの「Brickyard Blues」もええ流れで聴かせてくれます。また絶品なのが、なんとJohnny "Guitar" Watson、90年代の名作「Hook Me Up」で、このメロウ・ソウルを見事あったたかい声の有山節で仕上げてくれてます。純な日本語ラブ・ソングしたのも大正解です。ブルースはというと、オリジナルの2曲で「Baby Don't Push Me」と「River Side Blues」。“河の流れで心を洗う〜♪Yes、有山!”と渋いギターが鳴る、息のあった瞬間はやはり格別。
「アコースティックで渋い音楽を演る人は数多いらっしゃいますが、やっぱこの人等、チョットちゃいます!」
有山岸(有山じゅんじ&山岸潤史) &上田正樹



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band / The Beatles * 1967 Parlophone | Home | Preach Brother / Don Wilkerson * 1962 Blue Note

コメント

No title

この人たちの時代を 同じようにかけぬけて
年をとって どんなアルバムか 興味がありますね~
ソウル伝道師たちのおしゃべりも ずいぶん弾んでます 

2014/11/18 (Tue) 20:34 | ひるのまり #- | URL | 編集
No title

★ひるのまりさん 
 還暦をとうに超えたミュージシャンが第1線で活躍する時代、お手本となるようなグレイトなアルバムです〜 Hook Me Up、毎日聴いてますわ!

2014/11/19 (Wed) 22:05 | ezee #- | URL | 編集

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