Preach Brother / Don Wilkerson * 1962 Blue Note

Jazz Funk
don wilkerson



たいして有名じゃないテナー・サックスの人、ドン・ウィルカーソン。でも個人的には思い入れのある人。というのもジャズのLPを聴こうっ!と思った暇な学生時代、最初に自分で買ったジャズのLPがこのドン・ウィルカーソンと、ベイビー・フェイス・ウィレットやったのです。ブルーノートのアルバムなら、安いし、ジャケもカッコいいしってことで直感的に買ったのがコレでした。でも出てくる音はバリバリの4ビートではなく、いわゆるソウル・ジャズな音。イカついハード・バップな音をジャケから想像してたので、若干肩透かしではありましたが、この踊れるユルい感じはナカナカ。実際、踊れるジャズとして90年代になって再評価もされてました。吉本新喜劇のテーマにも使えそうな、イナタく泥臭いアプローチは、当時J.B.やらサム・クックとか聴きまくってたので自分にとって親しみやすいもんでした。
 中身は冒頭のブギウギ「Jeanie-Weenie」から谷しげる調でまぁ〜あ〜ゴキゲンさんっ!(←古い)です。さすが、黒いノリやなぁと思ってると、やはりR&Bでも活躍してた人でした。レイ・チャールズの“I Got A Woman”なんかでもバリバリ吹いてる人が、このドンやったのです。呼応するグラント・グリーンのお馴染みのギター・フレーズも上手く溶け込みます。自己主張せずブギなピアノに徹するソニー・クラークも珍しく、プレーヤー全員がリラックスしたような楽しい演奏は好感です。続く、泥臭くきめるブルース「Homesick Blues」はやや退屈ですが、後にクラブ・シーンでもウケたという「Dem Tambourines」は聴きモノ。この小粋な感覚は本作で最もクールなスタイルで、まるでソウル・シンガーのように歌うドンのサックスもええ感じです。また冒頭では歌声も入る「Camp Meetin'」も、ノリノリのブギ。50年代のレイ・チャールズそのものです。後半はブルース・シャッフルの「The Eldorado Shuffle」、オーラスのストンプ調「Pigeon Peas」と、スタジオ・セッションをそのまま録音したかのようなユルさ。ドンのテナーと同様に活躍のグラント・グリーンのギターが良いスパイスとなってます。
「やっぱジャズは踊れないとネ、とでも言ってるような楽しいセッション。気楽にいけまっせ〜」
Jeanie-Weenie



テーマ: JAZZ | ジャンル: 音楽

チョットちゃいます Bitter Sweet Soul / 有山岸 featuring 上田正樹 * 2014 Space Shower Music | Home | Live! / The Temptations * 1967 Motown

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