Live! / The Temptations * 1967 Motown

Motown
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映像とセットになったライヴDVDが当たり前の時代、すっかり影が薄くなったライヴ・アルバムの類い。アナログ時代は「名アーティストに名ライヴ盤ありっ」てな具合で、必ず代表ライヴ作もありました。60'sソウルでいくと、J.B.サム・クックオーティス・レディングと熱い名盤が存在してますが、モータウンでのピカイチの特品といえばコレ。日本ではまともにCD化さえされてない、テンプスのデトロイト・クラブ“ルースター・テイル”でのライヴ盤は、かつて分かってる男ジョン・オーツもフェイヴァリットに挙げていた名盤。わがままリード・シンガー、デヴィッド・ラフィンの熱いソウルが体感できる猛烈に素晴らしい実況録音盤です。
 なんともシビれるのがクラシックとされる洗練されたテンプス初期傑作曲が、ラフでダイナミックなパフォーマンスで聴ける点。ここでのラフィン氏、スタジオ以上に“オレサマが、オレサマがっ”と今シーズンの本田の如く、本来の荒々しさと共に名曲をグレード・アップさせてます。例えば、誰もが知ってる名曲My Girl」。フェイクも含めた熱いラフィンの歌いまわしは絶品で、数あるコノ曲のテイクでも史上最強です。自己陶酔しきるビートルズYesterday」カヴァーから「What Now My Love」のメドレーも本来はスタンダード・タイムのはずなのに、劇的ソウル仕様でたまりません。客もおおいに盛り上がり。そして「Ain't Too Proud To Beg」も最強の仕上がりで、ストーンズも敵わない極上ラフィン節炸裂で、スタジオでは押さえつけられてた個性がモロに出た弾けっぷり。ヒット曲Beauty Is Only Skin Deep」や「My Baby」でも同様です。また負けてないのが盟友エディ・ケンドリックスのファルセット・リード。本来の筆頭シンガーでオープニングの怒涛メドレー「Girl 」〜「The Girl's Alright with Me」〜「I'll Be in Trouble」はコノ人。メドレーを締めるデビュー作からの「I Want a Love I Can See」はいぶし銀ハスキーが決まるポール・ウィリアムスがリード。ベース・シンガーのメルヴィン・フランクリンが絡むのが楽しいですが、終盤に切り裂きジャックのように強引な割り込みをみせるデヴィッド・ラフィン大先生。しかもコノ瞬間が一番カッコいいのでタチが悪いです。エディはテンポ・アップした興奮の一撃「Get Ready」でも、ファルセット真骨頂を見せつけます。メルヴィンの低音はスタンダード「Old Man River」で存分に楽しめます。ラストはいぶし銀ハスキーが決まるポール・ウィリアムスがリードを取るこれまた超名曲Don't Look Back」登場で、まさに大量得点のワンサイド・ゲーム。コーネリアス・グラントを中心とした、スタジオとは違うロード・バンドながら演奏も申し分なし。ボートラではグループの初ヒット「The Way You Do The Things You Do」でさらにエディの高音ヴォイスが堪能できます。
「クラシック・ファイヴ時代、唯一のライヴにして最高級のライヴ。マスト!」





テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Preach Brother / Don Wilkerson * 1962 Blue Note | Home | Hi-Five / Hi-Five * 1990 Jive

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