Testify / Otis Clay * 2003 fuel (One-Derful)

Southern & Deep
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 しかし昨今のリイシュー事情はキメ細かくアーティストやレーベルで掘り下げたモノが多く、しかも低単価化で凄い状況。金も暇も無いので、とても追いきれませんが、ハイやらブランズウィックの隠れた名作までが健全価格で聴けるこのご時世。私のような底の浅い移り気ソウル・マニアには手軽になって嬉しいトコロです。多分、そこらの普通の人からしたら、ディープ・ソウルも、ファンクも、ディスコも一緒くたで、そんなもんどうでもエエのでしょうが、ミュージック・ジャンキーは拘るのです。
 そんなことでディープ共和国の4番打者、オーティス・クレイ。昨今のリイシューでHiの代表作はもちろん、AtlanticDarkerTKFameなどの名演も聴けるようになって最高です。しかしながらこのオッサンに最初ブチのめされたのは、大学時代にバイトさぼりの定番で通ってた神戸・元町の濃いレコード屋。今でも興奮するハロルド・バラージのカヴァーで激傑作ジャンプ・ナンバー「Got To Find A Way」が流れた時です。ホーンとリズム隊がド迫力でビートを刻む中、超ぶっとい声でシャウトするこのオーティス。当時に自分がソウルに求めてた熱さが全て満たされたその曲に一発でシビれて、カウンターの汚いオッサンに「これは誰?」と聴いて即購入。その当時のP-Vine盤をさらに充実させて登場させたのが本盤。マイナーな65〜67年のオーティス初期集で、聴き応え抜群のシカゴ・ディープ・ソウル炸裂です。リズム・ナンバーでは「I Don't Know What To Do」、「I Testify」はド迫力の歌唱でオーティスの魅力満開。特にバラードはファンは必携必聴で、後のHi 1stでも再録した名作「That's How It Is」、「I'm Satisfied」、「Cry Cry Cry」、「A Lasting Love」と、これぞシカゴ・ディープ・ソウルの真髄とも言える名演がバシッと聴けます。同レーベル最終作の「Don't Pass Me By」なんか渾身の節回しで失神モンです。ウ〜ッていう一声からシビれます。ミディアムも既に完成形オーティス節が聴ける「That'll Get You What You Want」あたり文句無し。本領発揮とはいかずともシングル曲の「I Paid The Price」なんかもイイ曲です。また当時の未発表曲も収められてて、その辺はそれなりながら「This Love Of Mine」等は唸る出来。少々音が悪い録音も多くありますが、躍動感溢れるゴスペル仕込みのシャウトがすべて帳消しにします。
「色んな洒落たモン食っても、結局豚の生姜焼きは最高やっていうようなゴスペル・ソウル。たまらんっすな〜」

Got To Find A Way


That's How It Is



テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Live At Leeds / The Who * 1970 Polydor | Home | Star Time / James Brown * 1991 Polydor

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