A Man Needs A Woman / James Carr * 1968 Goldwax

Southern & Deep
James carr2



 あぁ寒い、寒い。部屋も寒いので、あったかいソウルを聴きたいって思ったら100%満たしてくれたのがメンフィス・サウンド。そこに感情たっぷりに歌い込む男歌。千昌夫やないですけど、まさに“味噌汁の唄”。「みそするがぁうまいんだよねぇ」ですわ。オーティス・レディングも、ドン・ブライアントも、宮史郎も、竜鉄也も、岡千秋も、最高のディープ・ソウルを残してますが、かねてから最高峰とその筋の方々から絶賛され続けたのがメンフィス、ゴールドワックス・レーベルのシンガー。ハイやスタックスと違って、固有のスタジオを持たずアメリカン・スタジオ、フェイムやハイのスタジオで録られてきたのでバラつきがありそうなサウンドながら、スペンサー・ウィギンスやオヴェイションズなどを擁し、これぞサザン・ソウル!って音を一貫して多数残してくれました。その中で日本中心に圧倒的支持をされ続けてきたのが、このジェイムス・カー。やや乾いた感じの魅惑ディープ・ヴォイスは虜になった人も数知れず。大メジャーな存在ではなけれども、サザン・ソウル界では神格化された別格的存在です。
 実は最初に何かの曲を聴いた時、皆が言うほどにビビッとこなかったのですが、ズギュンとハートをブチ抜いたのが68年本作のタイトル曲「A Man Needs A Woman」。イントロのオルガンから、ここぞという時に入るホーンと、ジェイムスの歌を引き立てる演奏も完璧。この68年の2ndは名盤の誉れ高い1stに負けず劣らずで、ジェイムスの短かった絶頂期の秀作が楽しめます。やっぱ聴きモノは珠玉のスロウで「More Love」、「A Woman Is A Man's Best Friend」、「Life Turned Her That Way」など神格化されてきたのも頷ける悶絶の歌唱が満喫できます。深みのあるリズム・ナンバー「Stronger Than Love」、「You Didn't Know It But You Had Me」あたりも聴き応え抜群。ミディアムでは、アラン・トゥーサンの下で活躍したレディ・ソウルBetty Harrisが強力なデュエットで参戦する「I'm Fool For You」に、「I Sowed Love And Reaped A Heartache」と絶好調。1stからの再収録となったダン・ペン作バラード「The Dark End Of The Street」と「You've Got My Mind Messed Up」は言うこと無しの大傑作です。
 CDで加えられた13曲も意義あるものになっていて「A Message To Young Lovers」、ジェイムス・カー版Good To Meとも言える「Let's Face Facts」や「You Hurt So Good」、そしてなんとも染みる「The Lifetime Of A Man」などスロウはやっぱ絶品。珠玉のミディアム「Tell Me My Lying Eyes Are Wrong」もきっちりココにあります。「A Losing Game」、「You Gotta Have Soul」、「Who's Been Warming My Oven」などのジャンプ系がまた重量級でたまらん出来。ビッグOの「I Can't Turn You Loose」も演ってます。
「グッと赤味噌が効いたサザン・ソウル絶頂期の1枚。♪忘れちゃならねぇ〜男意気っと!」
A Man Needs A Woman


I'm A Fool For You (with Betty Harris)


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

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コメント

No title

ほんま 味噌汁にひってきする 滋養のある歌ですなあ♪

青春時代 なぜかサザンソウルブームがこの関西で盛り上がっていたのであります!
夢にみたジェームス・カー来日でしたが 彼もブランクがあり
実力が出し切れなかったのですが それも今ではいい思い出♪

あの時代は 幻だったのかなあ・・・

2015/01/27 (Tue) 19:37 | ひるのまり #- | URL | 編集
No title

★ひるのまりさん
 心も体も温まるサザンソウルの真髄。よろしおます〜
この人を日本のソウルファンも愛したというのは、ええ話ですね!

2015/01/28 (Wed) 18:30 | ezee #- | URL | 編集

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