Chain Reaction / The Crusaders * 1974 Blue Thumb

Jazz Funk
Chain reaction

 フュージョンってよっぽど楽器好きでないとお店のBGMにしかならん屁みたいな音楽やと思うことが多かったのですが、しっかりグルーヴがあり心地よく“引っかかる”類のモンも結構あると大人になってから知りました。(←遅い) フュージョンって言ってもあまりに幅広くて正直あまり明るくないですが、個人的にはベース&ドラムのコンビネーションが面白くてフェンダー・ローズ系のエレピやサックスが入ったファンキーな感じが好み。苦手なのがF1のテーマみたいなの。。踊れる感じのファンキーな感じなのはクロスオーヴァーと呼ばれてた70年代頃には結構多く、好んで聴くのがこのクルセイダーズです。最初、ソウル・トレインに出て生演奏してるのを見て一発、気に入りました。ファンクやんけ〜と。クラブ・シーンでもターン・テーブルに乗っかることが多いという、このグループ。ソウル&ファンク好きにも支持されるのも、大きく頷けるドえらい気持ちええ職人グルーヴが満載です。
 そんなことでハズレが殆ど無いクルセイダーズの70年代黄金期の諸作。74年の本作はジョー・サンプル(Key)、ウィルトン・フェルダー(Sax、B)、ウェイン・ヘンダーソン(Trombone)、スティックス・フーパー(Dr)に加えて、唯一の白人でMr.335ラリー・カールトン(G)という布陣です。1曲目のウィルトン作「Creole」から重心の低いグルーヴがうねって最高。スティックスの叩き出すファンク魂を感じるビートに惚れぼれです。ウェインが存在感抜群のソロを披露するタイトル曲「Chain Reaction」、ジャジーな「I Felt The Love」に続いて登場するのが、本作で最もキャッチーなテーマを持った「Mellow Out」。ラリー・カールトンの作品でテーマに呼応して入るウェルトンのサックスがカッコいいです。中盤は、リラックスしたムードで癒やし系ソロが廻される「Rainbow Visions」、幻想的な「Hallucinate」の後には、ジョー・サンプル作のファンク・ナンバー「Give It Up」が登場。J.B'sを彷彿させるドス黒いグルーヴが炸裂で、グイグイ腰に来ます。この時代にしては早くもシンセを取り入れた「Hot's It」もスティックスのバスドラ&ハイハット・ワークがシビれるファンキーな逸品。そしてまたクール極まりないのが「Sugar Cane」。ジョー・サンプルのエレピと、ラリー・カールトンの巻弦単音を主体にしたリフの絡みが絶妙でセンス抜群というしかない名演です。オーラスはメンバー全員の共作となる「Soul Caravan」。緩急つけたリラックス・グルーヴの妙を涼しい顔してキメる感じ。生演奏の素晴らしさを余裕で伝えてくれます。
「個人技主体というより、グルーヴ重視で貫いた職人集団。ファンキーです!」
Creole



テーマ: ジャズ/フュージョン | ジャンル: 音楽

Star Time / James Brown * 1991 Polydor | Home | Nasty Children / The Street Sliders * 1990 Epic Sony

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