Braided / Soulhead * 2004 sony

00's Female R&B
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 10年程前に「ココまできたか」と思わせた姉妹R&Bチーム、ソウルヘッド。幼き頃に父親の影響で、ビートルズCCRキャロルなどを聴く環境で音楽に馴染み、ティーンの頃にはフージーズや、スヌープ2パックの影響も受けたという、偏ることの無いある意味理想的な状況でセンスを吸収。2002年頃の“Step To The New World”でシーンに登場した時はまさに衝撃で、音も歌も完全にU.S.産と一切遜色なしとマジで感じるハイ・レベルな格好良さ。当時、車で聴くFMでもかなりヘヴィ・ロテでした。個人的に感じたのが、90年代後半活躍したZhaneとの類似性。クールなケイ・ジーの音作りから、高度な歌唱スキル、ハーモニー・センス、ヒップホップとの融合など完璧でしたが、まさにその日本版が登場したやんけと。20代の時、聴きまくってたZhaneが新作まだかいなって思ってた時にソウルヘッドが出てきてピシャリはまってまいました。大概の曲が姉妹による自作っていうのも驚愕ですが、無視できないのがプロデューサー・チームOCTOPUSSYの存在。Gファンクも感じるシンプルなグルーヴでいて、骨太のオールド・ソウルの匂いもプンプンさせる日本でも指折りのサウンド・プロダクション・ユニットです。クリスタル・ケイ平井堅ともやってますが、ベスト・ワークはやっぱコノ二人との仕事。ハッキリ言ってハズレ無しのこの人等のアルバムですが、ここは期待にピシャリ応えた2004年の2ndです。
 冒頭の「You Can Do That」からお得意のダンサブルなグルーヴR&Bでハーモニーもバシッとキメてくれます。同系の「A Pretense Of Love」なんかもスムージーなYoshika嬢のソウルフル・パッセージが冴えまくり。「At The Party」ではロックっぽいアプローチで、あのレディ・マーマレードのフレーズも織り込む心憎い演出。あのカリフォルニア・ラヴを彷彿させるGファンクな「D.O.G(album ver.)」は妹ツグミ嬢のラップも炸裂。留学もしてたという流暢な英語部分も違和感無し。しかもライム・スターにも影響されたという日本語ラップもカッコ良し。ラップで言うならば、現在はびこりまくる屁みたいなJ-Popラップと対極を成す「For All My Ladies」のクールな仕上がりには舌を巻きまくりカメレオン状態になってしまいます。やっぱ本質を分かってる人等はレベルが違います。他も、美メロがたまらん「No Way」、ヴォコーダーをフィーチャーした「Words Of Love」と一切抜け目無し。メロウ系も「いつでも君のことを」、「Forgive Me」、「このまま」と何れも最高レベルで文句無しです。ラストは井筒監督“ゲロッパ”挿入歌でも使われたシスター・スレッジばりの清涼ディスコ・テイスト「Get Up!」(←これまた最高)で華麗な〆。
「最近、新作が停滞気味のお二人。こういう世界レベルの人達の灯を絶やしてはいけません!」

GET UP!


YOU CAN DO THAT



テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Vacation / The Go-Go's * 1982 I.R.S. | Home | The Complete Ref-O-Ree Recordings / Freddie Waters * 2014 KTI

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