Light Mellow / 野口五郎 * 2014 universal

Cool Groove
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 GOROといえば篠山紀信激写(←古い)の男性向け雑誌。じゃなくて、ヴィブラート・ヴォイス&ギタリストとしてもお馴染みの人気歌手、野口五郎です。ゴローちゃんといえば今や稲垣吾郎のイメージですが、30年以上前は間違いなくコノ人でした。短足でベタなダジャレ連発だったけど、憎めない愛嬌と甘いマスクで御三家で人気だった人です。 しかしながら凄かったのは説得力満載の声量を伴った歌唱力。なかでも筒美京平とのコラボが続いた、70年代後半のザ・ベストテンなんかにも毎週出ていた時の記憶は鮮明で、「グッド・ラック」なんかi-tunesで初めて買った曲ともなりました。はっきり言って、今でも全然カッコいいアレンジで、曲のクオリティも抜群です。単にアイドルで一緒くたにするには、あまりにレベルが高かったたのきんトリオ以前のプロフェッショナルなアイドル。そして今、また新感覚のこういうコンピレーションで再評価がなされていくのは何とも素晴らしいコトです。
 やはり素晴らしいのが筒美シティ・グルーヴの最高峰、78年「グッド・ラック」。小学生の頃、明星とかの表紙のアイドルってイメージでしたが、今もこうやってフリー・ソウル的に再評価されるのも至極当然の激名曲。やはり当時のチャートもんは質が高かったです。♪男は心にオーデコロンをつけちゃいけない、わかってくれよ♪って歌詞がなんともカッコよく響きます。また同レベルで凄いのが79年のシングル曲「女になって出直せよ」。コチラも筒美メロが光る傑作で、フュージョン・ライクなグルーヴで五郎ちゃんが絶品の歌唱を繰り広げます。独特のヴィヴラート唱法が気に食わんって向きもあるやもしれませんが、男のダンディズムと筒美メロディのドラマティックな展開とのマッチングは絶妙。他のアルバム収録だった曲も目から鱗の名演連発です。実兄とのユニットGORO & HIROSHIでの「ときにはラリー・カールトンのように」での自身による歌心あるGプレイもなかなか。そのラリーも参加した76年L.A.録音「薔薇」あたりサウンドもクールでマジ最高です。深町純プロデュースの78年「バイオレンス」や、David T. WalkerのGプレイも冴える78年「クール・キャット」や「メニュー」、79年James Gadson(ds)も参加の「シスコ・ドリーム」など一連のL.A.録音も秀逸。完成形ともいえる漆黒グルーヴで歌う81年日本録音「Smile」や、81年“On The Corner”からの「スクランブル・エッグ」も全く古びない名演です。ラストはGインスト・アルバムまで作った“First Take”からの「Mountain Song」の流麗な自身のGソロで〆。
「ザ・芸能界と並走して生まれた奇跡のグルーヴィー・シティ・ポップス。これこそプロです!」

グッド・ラック




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Xanadu / Original Motion Picture Soundtrack * 1980 Jet | Home | One More Time / The Golden Cups * 2004 EMI

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