Show Your Hand / Average White Band * 1973 MCA

Funk
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 いつの時代も麻薬問題でミュージシャンのモラルが問われてますが、海外を見渡すと例外なくと言っていいくらいビッグ・アーティストはドラッグ遍歴あり。別に擁護するワケやないですが、人間そんなに強い生きもんやないですからね。人に迷惑かけたらダメですが。。9to5の日々じゃなく、創作活動で食ってる人等や人気商売の人達の精神的安定は大変なモンやと察します。ショービズの世界で生きてくってカッコええけど、タフでないと持たないんでしょう。でも不思議なのは、いざ捕まったりするとその人の作品まで否定するように一斉に市場から正規では消えちゃうとこ。海外アーティストなら寛大で、“はじまりはいつも雨”みたいな名曲が店頭から姿を消しているのはなんとなく納得がいかないところです。コンプライアンスに厳格なのはいいですが、作品に罪は無いのですけどねぇ。ただオーバードースで有能な才能が数々、命まで失われてきたのはファンにとって大きな損失。もっと聴きたかったアーティストはジム・モリソン尾崎豊エイミー・ワインハウスと数知れず。マイナーですがAWBの初代ドラマー、ロビー・マッキントッシュもそんな一人。ヘロインで24歳の若さで逝っちゃいましたが初期のアルバムで聴けるタイトなドラムは彼のビートは激カッコいいというしかありません。
 そんな事で、平均的白人バンドと名乗ったクールな英ファンク・バンドAWBの1st。いきなり麻薬のことをガンガン歌った冒頭の「The Jugglers」で即行ノック・アウトです。“Pick Up The Pieces”が売れてメジャーになりリイシューされた時は、その内容からか差し替えられてしまった激ファンク傑作。ロビーのドラムが聴ける純白人バンドとしての録音は最初の2枚だけで、この曲でのロビーはグレイトの一語。特に曲終盤など圧巻です。後に加入の黒人ドラマー、スティーヴ・フェローンも最高ですが、AWBがこれだけサンプリングされたのも歴代ドラマーの素晴らしさに尽きます。こちらもタイトな「This World Has Music」、メロウな「Twilight Zone」、クルセイダーズの「Put It Where You Want It」と他も聴きどころ多し。ソフトなグルーヴが心地良いタイトル曲「Show Your Hand」、スタックス・ファンクみたいな泥臭さも見せる「T.L.C.」など、後にチャカ・カーンやポール・マッカートニーとも優秀録音を残したギター&ベース、ヘイミッシュ・スチュワートのプレイも秀逸。差し替え版に収められた「How Can You Go Home」も、現行では聴けるハズ。(ストリーミングでは聴けます)この後、ジェリー・ウェクスラーに見出され名門アトランティック入り、アメリカで大成功したのはご存知の通り。
「ブラック・チャートで最も成功を収めたブルー・アイド・ソウル。はじまりはココです!」
The Jugglers



テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

I Can Stand A Little Rain / Joe Cocker * 1974 A&M | Home | Brother Sister / Brand New Heavies 1994 FFRR

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