Friends / Dionne Warwick * 1985 Arista

Black Contemporaries (80's)
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 やたら残業が続くヘロヘロの日々。ここは癒やしの歌声、ディオンヌです。アブソルートで感動できる曲ってのが、この世にはいくつかありますが、そのなかのOne Of Themがディオンヌの「That's What Friends Are For」。バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガーの黄金コンビによって書かれた曲で、オリジナルのロッド・スチュワートが歌ったのを先にラジオで聴いてたけど、ココまでええ曲に進化するとは思いもしませんでした。さすがバカラックを長年、歌ってきたオバちゃん。お見事です。チャリティとしてシングルで“Dionne & Friends”名義で出され大ヒットでした。そのフレンズがまた豪華でGladys Knight、Elton JohnStevie Wonderって布陣。しかも豪華なだけで終わらず、各々が最高のポテンシャルを発揮したパフォーマンスで曲のクオリティを劇的に向上させてます。哀愁あるスティーヴィーのハーモニカにヴォーカルに呼応するディオンヌの包み込むような暖かい歌唱。終盤のグラディス・ナイトからエルトン・ジョンへのマイク・リレーは感動のハイライトで、何度聴いても耳が釘付けになります。発売翌年の86年には見事、グラミーも獲得。
 そんな神曲を含んだ本作。全編、上質なブラコンのお手本みたいな作品でなかなか優雅な気分に浸れます。やはり目を引くのがバカラック作品。チャカ・カーンも歌った「Stronger Than Before」、「Stay Devoted」とスロウ中心に流石バカラックと思える、起承転結がしっかりしたプロフェッショナルな楽曲を提供。見事に歌いこなすディオンヌとの相性はバッチリ。また色男バリー・マニロウがプロデュースし、ナラダ・マイケル・ウォルデンも作者に名を連ねる「No One There」も負けじとグレイトなメロディを持った名曲。他も上質な曲が多く、あの名曲“ハート・ブレイカー”を手掛けたアルビー・ガルテン制作のシングル曲「Whisper In The Dark」や、スティーヴィー・ワンダー曲でサントラ“Woman In Red”で本人版も聴ける「Moments Aren't Moments」あたりは聴きどころ。ただ80年代的なアレンジのしょーもなさを露呈する「Remember Your Heart」、狙いすぎの美メロがうざいデヴィッド・フォスターの「Love At Second Sight」あたりはスキップOKです。そして最後を飾るのもバカラック印のロマンチックな佳曲「Extravagant Gestures」で〆。なんとも上品な味わいです。美味しい紅茶でも飲みながら聴きたい感じです。
「最もバカラック曲を歌いこなすシンガー、ディオンヌ。プロのええ仕事はこれやと見せつけます!」

That's What Friends Are For


No one there (to sing me a love song)


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

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