The Two Sides Of Gene Chandler / Gene Chandler * 1969 Brunswick

60's Soul
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 久々にじっくりソウルを聴きたいっと思って、チョイスしたのはシカゴのソウル・サウンド。往年の藤井寺時代の近鉄バファローズに匹敵する渋いメンバーを抱えていたブランズウィックです。ジャッキー・ウィルソンやタイロン・デイヴィス、バーバラ・アクリンシャイ・ライツとなかなか多彩なラインナップで、真喜志・村上・大石・淡口の如く味のある名選手が揃います。中でも名球会入りした新井のようにしぶとく活躍したのがジーン・チャンドラー。VeeJayの大ヒット“Duke Of Earl”で有名ですが、長年に渡ってコンスタントにヒットを打ち続けた名選手の69年作をピックアップ。
 この地味なアルバム。なぜか時折聴きたくなる大きな理由は、2曲目にある猛烈にシビれる自作曲「Familiar Footsteps」の存在。これが文句無しの名曲で、日生球場なら場外ホームラン。冗談はさておき、シカゴ・サウンドの秀逸さ、粋さにジーンのドラマティックな歌唱が冴え渡る名バラードです。これはソウル好きの人ならド真ん中間違い無しの名演で、やっぱ何回聴いても震えます。ソウル・トレインの初期ジングルでも使用。さてブランズウィックでは最終作となった本作ですが、アルバム前半に好演が多し。ユージン・レコード作の「If You Would Love Me」、ゆったりと聴かす自作曲「Suicide」などは、ブランズウィック時代のジーンの魅力的な部分がしっかり味わえます。この時代のアルバムならではのカヴァーも多く、初っ端のタイロン・デイヴィス「Can I Change My Mind」からシカゴ流儀でキメてくれます。バカラックの「This Guy's in Love with You」、ビートルズを渋いグルーヴでキメてみた「Eleanor Rigby」なんかはナカナカの聴き応え。ただジャズ・スタンダード「Yesterdays」や、ニコレッタ「The Sun Died」のようなポピュラー・アプローチはハッキリ言ってしょーもないです。ダイナ・ワシントンの「This Bitter Earth」も正直イマイチですが、ボビー・ゴールズボロの「Honey」はソウルっぽくて一聴の価値はあります。
「やはり塩梅のソウルを聴かせてくれるウィンディ・シティ・ソウル。グッと胸にきます!」

Familiar Footsteps



テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

The Hi Records Single Collection / Otis Clay 2014 solid (Hi) | Home | No Stone Unturned / The Rolling Stones * 1973 Decca (2013 Abkco)

コメント

No title

ジーン・チャンドラー。初めて聞きました。Familiar Footsteps♬ いいですね。日生球場場外、確かにです。

2017/06/09 (Fri) 21:27 | kuni #- | URL | 編集
No title

★Kuniさん
 ジーンさん、結構息の長いシンガーやったみたいですけど、ところどころに名演を残してくれます。しかしこの曲はズバ抜けてイイです!

2017/06/11 (Sun) 01:47 | ezee #- | URL | 編集

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