Unplugged / Kiss * 1996 Mercury

Hard Rock
kiss unplug



 猫も杓子もアンプラグドやと言い出して、過去の遺産を引っ張り出してきてやる手法に食傷気味だった頃、これは新鮮に感じたアルバム。エリック・クラプトン(アルマーニ着てイキりすぎの頃)やマライア・キャリーの大ヒットもあって成功した、MTVによるコンセプトでしたが、コノ頃には“もう、エエやろっ”って感じでした。しかしながらコノKISS。上手いコト、利用してくれました。もう殆どメタル・マニアしか見向きもしてなかったこの時期に、ケンカ別れしたという黄金期のメンバーが勢揃いするには打って付けの企画でした。これを契機に再びプチ・ブレイク。なんと再びメイクまで施して、現在まで活動です。ピーターやエースがいた頃の分かりやすくシンプルなハード・ロックは大歓迎。やはり最高のエンターテインメント集団です。
 なかでも盛り上がるのが後半の旧メンバーとの再会。酔いどれギター&ヴォーカルでお馴染みエース登場のストーンズ・カヴァー「2,000 Man」もグッときますが、最大のハイライトはグレイト・ハスキー・ヴォイスの持ち主、ドラマーだったピーターの登場。傑作バラード「Beth」の再演は何とも感動的な場面で、オーディエンスもスタンディング・オヴェーションで大ウケ。やっぱKISSは、このメンバーやでと再確認させてくれます。まさにアコースティック・ギターで演る値打ちのある名曲。決定的名盤“Alive”で演ってた「Nothin' to Lose」や「Rock and Roll All Nite」も、エース&ピーター入りで演奏。これは盛り上がります。前半〜中盤は90年代当時のレギュラー・メンバー4人で演奏されてます。トップの「Comin' Home」、「Plaster Caster」、「Goin' Blind」、「Do You Love Me」などメイク時代の曲もこぞってプレイ。原曲、知らんかったりするのもありますが、ポールがアコギ主体で歌うと、80年代のジョン・クーガー・メレンキャンプの曲みたいで結構イケてます。ジーン・シモンズのソロ・アルバム曲という「See You Tonight」や、92年作からの「Every Time I Look at You」なんか、70年代のロッド風で実にエエ曲です。でも「Rock Bottom」あたりはAlive同様、やっぱ迫力満点。
「アコギで演ろうと、メイクがなかろうと、最高のエンタメ集団を証明したKISS。面子って大事でんな〜」
Nothin' to Lose


See You Tonight


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Every Picture Tells a Story / Rod Stewart * 1971 Mercury | Home | Greatest Hits / Journey * 1988 Columbia

コメント

No title

このアルバム、最高ですよね!
でも個人的には、「アンプラグド風/KISS」というタイトルにして欲しかったです。アハハ

2014/04/12 (Sat) 09:52 | guitamac #- | URL | 編集
No title

★guitamacさん
 やっぱキッスはいいですね〜
全員ヴォーカリストっていうのも楽しめていいです。アンプラグドでも何も変わらんっすね!

2014/04/13 (Sun) 22:33 | ezee #- | URL | 編集

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