Journey to the Light / Brainstorm * 1978 Tabu

Funk
brain 2rd



  70年代前半のファンクなんかは、わりとJ.B.直系のイカついグルーヴが多いですが、スティーヴィーやアースの台頭後やディスコ旋風が吹き荒れた後のファンクは洗練されたグルーヴが増殖。聴きやすくなった分、重量感は後退した感があるものの気持ちエエ音なのも事実。80年代にジャム&ルイスがプロデューサーとして頭角を現した重要レーベルTabuも今では主要盤が殆ど聴ける時代で、そんな中、70年代後半にはこんな生ファンク・バンドも出してたとは知りませんでした。腐るほどあった70年代のファンク・グループも色んなモンが聴ける現在、レアやヘチマやといって崇める風潮ほどアホらしいもんはないので、こんなもんまでレンタルで気軽&フラットに聴ける現況に感謝です。
 そんなことで、このブレイン・ストームなるデトロイトのグループ。なんで聴きたかったかというとWham!のカッコ良すぎるプロモーション・ビデオ“I'm Your Man”のバックでも弾いてたノリのいいベーシスト、Deon Estusがいたファンク・バンドだったから。1曲目のダンス・クラシック「We're On Our Way Home」からブリブリのチョッパー・ベース炸裂で思わずニヤけます。聴きモノは何といってもベリータ・ウッズ嬢のちょいハスキーな力強い歌声。もうイケイケです。もう1曲のファンキー・クラシックとなるタイトル・トラック「Journey To The Light」でも、ブ厚いバック・サウンドに張り合う熱い歌声を聴かせます。ファンキーにアレンジされた、ヒッツヴィル・モータウン時代のスティーヴィ・ワンダー曲「Everytime I See You, I Go Wild!」もベリータ嬢が大貢献です。ハッキリ言ってこの3曲がハイライトですが、スロウの方もなかなかの仕上がり。伸びのあるスムージーな歌声の男性シンガーのトリニータ氏が情緒たっぷりに歌い上げる「Loving Just You」 や、ベリータ嬢のハスキーも冴える「If You Ever Need To Cry」は聴きごたえある佳曲。他も、イントロの高速展開から優雅なグルーヴへシフト・チェンジする「Brand New Day」あたりもエエ感じです。後にヴォーカリストとしてソロも出すベーシストのエスタスが歌う「Positive Thinking」、かなりフュージョンに傾斜した「The Visitor」あたりは、たいした曲でもないですが、意外に洗練されたサウンドは心地良し。
「ファンクごり押しの一手だけではない器用なバンド。ハーモニーまでしっかり聴かせます!」
We're On Our Way Home




テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

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