Prince / Prince * 1979 Warner Bros

Groovy & Mellow
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 なんとも素晴らしいのが絶賛発売中のスポーツ雑誌“Number”。なんと現在の長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の対談インタビュー掲載です。長嶋氏の野球愛や哲学と、それを確実に理解している松井氏の師弟愛にも大感動です。巨人軍および野球界の名プロデューサーであったという松井氏の指摘には激しく同意です。プロである以上、お客さん=お金を払う人を楽しませてなんぼっていう考え方は、J.B.やプリンス、ミック・ジャガー、永ちゃんとかと全く同じ。流石、分かってる人等は一味違います。そんなことでパープル・レインよりずっと後に聴いた、殿下デビューから2作目のアルバム。プリンスって不思議な人で、聴き出すとずっと続けてコノ人ばっかり聴きたくなる実に中毒性の高い人。やたら多作で実験性の高いことも多い人やから、ずっとピカソみたいな捉まえかたをされてきた感もありましたが、原画のデッサンからしてムチャクチャ上手い音楽のエキスパート。それはライヴでのメイシオ・パーカーラリー・グラハムとの原ファンク共演、90年代にヘンテコリンなシンボル・マーク時代に発表した70'sスウィート・ソウルの絶品カヴァーを聴いても明らかで、根底にあるのは先人のエッセンスを正しく確実に継承してるってところ。ぶっ飛んだイマジネーションはまだ廻りで理解を得られなかったのか、録音もすべて独りで多重録音してた頃の本作。魅惑のファルセット中心にクールなソウル・ミュージックを構築してくれてます。でも、この頃はまだ単なるソウルの新星みたいに捉まえられてた時期で、その特異性や天才的変態ぶりは認知されてなかった模様。
 中身で最も有名な曲はチャカ・カーンでお馴染み「I Feel For You」のオリジナル。チープなシンセと、殿下の多重録音によるダブル・ヴォーカルによるファルセットによるポップ感覚がなんとも心地良いです。ポップなファンク・テイスト曲が多く、冒頭の「I Wanna Be Your Lover」や「Why You Wanna Treat Me So Bad?」はその代表格。ある意味キワモノ的でゲイっぽい風貌とは裏腹に、小粋な爽やかささえ漂うサウンドに独特のファルセット・ヴォイスが見事にハマります。後も、クールでカッコいいファンク「Sexy Dancer」に、ヴァン・ヘイレン並みのハード・ロック「Bambi」、ほっこりミディアム「Still Waiting」と、充実のエンターテインメント。数曲収録のお得意スロウも、オーラスの「It's Gonna Be Lovely」なんかナカナカしびれさせてくれます。
「世界一カッコいいチビ。J.B.の後継といえるのはアンタだけです!」

I Wanna Be Your Lover


Why You Wanna Treat Me So Bad?




テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

New / Paul McCartney * 2013 Virgin EMI | Home | Gap Band Ⅳ / The Gap Band * 1982 Total Experience

コメント

スイッチを押してくれてありがとう

最近はプリンスを聞いてなかったので ちょうど聴こうと思っていたところです♪
ダイアモンドの原石を感じさせる音楽もいいですね。

「世界一かっこいいチビ」そのコンプレックスがあるから 孤高なのかもしれませんね!

2014/03/27 (Thu) 21:19 | ひるのまり #- | URL | 編集
No title

★まりさん
 まいどです。最初、黒いミック・ジャガーとか言われてましたね〜
ミックのファルセット多用もひょっとして殿下の影響もあったりして。声、視線、動きも見事なエンターテインメントです!

2014/03/29 (Sat) 00:55 | ezee #- | URL | 編集

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